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セミナー

【レポート】人間塾2019年度第14回ヤングセミナー

2019年11月28日

人間塾 第7期生 中川慎一朗
(早稲田大学3年)

去る11月14日に第14回ヤングセミナーが行われました。

今回は、人間塾より助成を受けて活動されている早稲田大学の「NPO法人日本教育再興連盟(ROJE) つぼみプロジェクト」の皆さんと、「WASEND」の皆さんがお越しになり、活動の経過報告をしてくださいました。

最初に、東日本大震災の被害を受けた福島県南相馬市の小中学生を対象に、キャリア教育のワークショップ事業を展開されている「つぼみプロジェクト」の皆さんからお話がありました。その後には塾生から多くの質問が挙がりました。質問の中で特に「福島で生活していた子が東京での職場体験をすることで何らかのギャップは生じていないのか?」という質問が印象的でした。福島では当たり前のことが、東京ではそうではないこともあり、難しい部分はたくさんあるけれど、東京を見たおかげで福島の良さを改めて知った子どもたちがいることを説明されました。また、たくさんの最先端技術を学んで福島に持ち帰りたいと思った子どもたちが増えたとも言っておられました。

次に、「WASEND」の皆さんからはインドネシアの“バンダアチェ”の小学校にて防災教育を行った活動についてお話しがありました。インドネシアは2004年にスマトラ島沖地震の影響を受け、多くの被災者が出ました。このような被害が二度と起こらないよう、「WASEND」の皆さんは現地に赴き、現地で防災道具を調達し、インドネシア語で現地の小学生に防災教育を行ったといいます。日本の防災技術に比べると、まだインドネシアでは身を守る順序や体制、防災に必要な道具の整備などが行き届いておらず、少しでも日本に備わる知識と知恵を伝えるべく、防災教育を行ったことを熱く語ってくださいました。


人間塾2019年度ヤングセミナー:つぼみプロジェクトの皆さん
つぼみプロジェクトの皆さん
人間塾2019年度ヤングセミナー:WASENDの皆さん
WASENDの皆さん


そして最後に、助成団体の皆さんを含めた全員で仲野塾長の講義を聞きました。今回は、今年の10月22日にお亡くなりになった緒方貞子さんについてのお話でした。緒方さんは、世界中の困っている人たちに対して異文化コミュニケーションという難しい壁を乗り越えながらも希望を捨てないで、「世界中の人々の善意によって」助け合うことを示されました。この「善意」とはいったい何なのか?と仲野塾長は問いかけられ、「思いやり、愛、相手の立場に立って考えること」など、塾生から多数意見が上がりました。善意とは人の心を動かすものであり、それは最終的に人間の良心、道徳に繋がる。つまり、善意や道徳が世界を救うということを私たちは改めて学びました。

人間塾2019年度ヤングセミナー:真剣な表情で聞く

真剣な表情で聞く

そのためには、自分の持っているものを最大限磨き、惜しみなく人に差し出し、世の中のために役立てるということをして行かなければならないと思いました。そして、「常に先を見る」ことを心がけ、たくさんの経験や知識を身につけ、人脈を広げておかなければなりません。また、人生を一つの流れで見るときには、個々の出来事1つ1つを断片的に見てはいけないと、仲野塾長はおっしゃいました。どんなに辛いことやつまらないことにでも必ず意味があり、人生では気づかないまま過ぎ去ってしまうことが沢山ある。しかし、個々のその積み重ねこそが今の自分を作っており、やがて人生は一つの大きな流れであることがわかってくるのです。その為にも、人を信じて、待つことのできる人間にならなければいけないと強く感じたセミナーでした。



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