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セミナー

【レポート】人間塾2019年度まとめ合宿一日目

2020年3月3日

人間塾 第7期生 冨岡平祐
(埼玉大学4年)

まだ少し肌寒さの残る2020年2月22日、人間塾での一年間の学びを振り返る「まとめ合宿」が、静岡県裾野市にある不二聖心女子学院内の宿泊施設にて始まりました。

初日の午前中、富士山には少し雲がかかっていましたが、天候に恵まれていたので、敷地内を散策しました。この広大な土地には、元・北浜銀行頭取の岩下清周さんが自給自足のために拓いた不二農園と温情舎小学校があった場所です。その時の名残が、今の不二聖心の中にも残っており、農園の茶畑や、真正面に座している富士山が見事でした。私は昨年に続いて2度目の参加です。都会の喧騒を離れ、人間塾でのこれまでの日々を振り返る充実した時間を過ごすことができました。

人間塾2019年度ヤングセミナー・まとめ合宿1日め:茶畑を散策

茶畑を散策

1日目の午後は、塾長が3回のセッションをしてくださいました。その中で一番印象に残っているのはセッション2で聞いた「想像力」についてのお話です。国の対立の原因が政治とイデオロギーから、宗教と民族に移り変わった現代。このような社会では、対話を行うために相手に歩み寄り、積極的に相互理解への努力が求められます。他宗教、他民族の人に対し理解できないと感じることがあっても、その行為の中には伝統や文化、風習などからくる理由があるはずです。自分の想像を超えているからといって、それらの行為を「おかしい」と決めつけてしまうことは避けなければなりません。そうせず排斥するだけならば、軋轢と衝突を生む結果になってしまいます。相手の信じているものを、まずは理屈でなく、その立場に立って尊重することが大切だと塾長はおっしゃいました。

また、道路拡張工事の際の神社の境内の立ち退きを例にとり、世の中や人の心を動かすものは、お金や法律ではなく、人の心を込めた思いであるとお話しくださいました。相手の心の奥を理解し、悩みながらでも受け止めようとしている人は信頼できる人物です。他の人の生き方を自分のこととして捉える想像力を身につけることが必要だと感じました。

人間塾2019年度ヤングセミナー・まとめ合宿1日め:笑顔を交えて

笑顔を交えて

これまでの自分自身を思い返すと、想像力を持つことが大切だと思いつつも、経験したことだけの狭い範囲で物を見ていました。自分で想像の範囲に制限をかけていたのです。この私の考えに対し塾長は、「2000通りの人生」を例にお話しくださいました。自分が歩める道が1通りしかない場合、他の1999通りの道を歩むことはできません。経験からしか学べないならば、自分の歩む道以外の生き方を理解することはできなくなってしまいます。想像をフル回転で働かせなければ、他者の考え方からも生き方からも学ぶことすらできません。

想像力を育てていくには、まず人の話をじっくり聞くことで学び、他の生き方を知ることが必要です。自分の知らなかった生き方に触れることで想像し、自分の経験の中に取り込んでいく努力が、自分の人生を彩り豊かにするのだと学びました。

人間塾で学んだ2年間、多くのお話を聞かせていただき、その中で数々の学びをいただきました。この学びを糧にしつつ、これからもなお一層、他者の人生経験を自分のこととしてとらえ、もっともっと想像力を働かせながら生きていきたいと感じました。

人間塾2019年度ヤングセミナー・まとめ合宿1日め:心温まる手料理

心温まる手料理




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