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セミナー

【レポート】人間塾2018年度第21回ヤングセミナー

2019年3月2日

人間塾 第7期生 西川泉希
(国際基督教大学2年)

2月21日のセミナーは、修了生の遠藤若菜さんによる、ファーストステップ基金の活動報告からスタートしました。ファーストステップ基金とは、塾生や修了生が社会により一層貢献できる人材になることを目指し、分野を問わず様々な活動を支援する、今年度から始まった基金です。今年、申請が採択された遠藤さんは、忙しい合間を縫って、人間塾のセミナーの時間を活用して、箏曲活動の成果報告と今後の展望についてお話ししてくださいました。人間塾を修了し、社会で立派に活躍されながら、挑戦を続ける先輩のお姿に、身も心も引き締まる思いがしました。

人間塾2018年度ヤングセミナー:先輩の姿に学ぶ

先輩の姿に学ぶ

その後、塾長によるセミナーが始まりました。塾長は私たちに、この11か月を思い返すよう促しました。そして、自分の中で変化したことではなく、変化しなかったことに目を向けることが重要だとおっしゃいました。日ごろ、私たちは過去を振り返るとき、変化したことに目を向けがちです。なぜなら、変化は自分の成長の証であり、自己肯定を促す材料となるからです。しかし、本当に重要なのは変化しなかったことを深く掘り下げることではないかと、塾長は私たちに問いかけました。なぜ変化しなかったのか、自分が変われるようなきっかけはなかったのか、そのチャンスを無駄にはしていなかったか。それらを考えることこそ、次なる成長につながります。また塾長は、小さな変化にばかり目を奪われて、本当に見なければならない問題から逃げてはいないかとも問われました。確かに、変化したという結果に固執しすぎると、他の変化しなかった部分に気が回らなくなってしまいます。しかも、もっと変化を必要としている部分の重要性に自分でベールをかけてしまい、「この部分は変化しているからいいじゃないか」と怠けてしまいます。しかし、それでは過去から学ばず、また同じ過ちを繰り返します。日々成長し続けるために、己の問題点を真正面から見据えて、今後の変化、成長に役立てていかなければならないと感じました。

セミナーの終盤、塾長はオーストリアの心理学者で、第二次世界大戦下にナチスによって強制収容所に送られたヴィクター・フランクル氏の言葉を用いて、私たち自身の人生の意味を考える時間を与えてくださいました。フランクル氏によれば、私たちは人生に対して、この部分を改善すればいい人生になる、ここを伸ばせばさらに幸せになれる、というように語ることは多くあります。ですが、人生に問いかけるだけでは真の生きる意味はわからないのです。本当の人生の意味は、私たちの人生が私たち自身に何を語りかけているのかを考えることによって見えてくると、塾長は解説されました。さらに塾長は、その人生が語りかけることが、私たちが社会で全うしなくてはならない使命であり、なすべきことなのだとおっしゃいました。自分の人生に責任を持ち、生き抜くことが使命を全うすることにつながるのであれば、軽はずみな言動や判断をせず、一度立ち止まって、注意深く考えて行動に移さなければならないと思いました。

人間塾2018年度ヤングセミナー:バレンタインディ

バレンタインディ