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セミナー

【レポート】人間塾2018年度第6回ヤングセミナー

2018年7月3日

人間塾 第7期生 中川慎一朗
(早稲田大学2年)

去る6月28日に第6回ヤングセミナーが行われました。今回のセミナーは、高橋珠翠先生の書道教室でした。私たちがいつも目にしている「人間塾」というロゴの文字を書いてくださった先生と伺っております。中学生以来、筆を持つことから遠ざかっていた私にとって、先生にご指導いただけることをとても楽しみに参加させていただきました。セミナーの前に、先生とご一緒にお弁当をいただきました。私たち第7期生は、先生と初めてお会いするので、まず自己紹介をしました。また先生からは、「習道の学びの場においては、どんな立場や職業であっても、同じ人間として参加する」というお話しを伺いました。

人間塾2018年度ヤングセミナー:珠翠先生の添削

珠翠先生の添削

人間塾2018年度ヤングセミナー:黙々と筆を動かす

黙々と筆を動かす


セミナーが始まると、先生は「自分の名前や暑中お見舞い申し上げますなど、自分の書きたい字を書いてください」と言われました。日頃、筆を持たない私にとって、いざ毛筆で字を書こうとすると、力加減や字のバランスが難しく、何度も練習をしてから先生に添削をしていただきました。朱墨で添削してくださる先生は、塾生一人ひとりに、その人の字の良いところをまず褒めてくださいます。その上で、字は太く書くこと、画数が少ないほど太く書いた方が良く、その字が太ければ紙の余白が引き立って見えるということを教えていただきました。先生が添削してくださる時の言葉はとてもリズム感がありました。その後、自分の席に戻って再び練習をはじめると、脳に記憶された先生の言葉が、知らないうちに手の動きとなって筆が動くという感覚を覚えました。

習道教室は、誰もが黙々と半紙に向かって筆で字を書き、書いては先生に添削していただくという2時間でしたが、とても短く感じられ、名残惜しい気持ちになりました。私は5年ぶりに筆で字を書きましたが、墨の独特の香り、集中力、緊張感、そして書き終わった後の達成感を味わうことができました。普段の生活でも手書きをする機会が少なくなってきましたが、心を落ち着かせ、書と向き合うことにより自分自身ともじっくり向き合えた気がしています。

書道を通じて得た美しい文字は一生の財産であると思います。今回のセミナーで、書道を教えてくださった高橋珠翠先生には、心からお礼申し上げます。いつかまた、ご指導いただきたいと思っております。