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セミナー

【レポート】人間塾2018年度第3回ヤングセミナー

2018年5月22日

人間塾 第6期生 落合悠人
(東京大学大学院 修士1年)

去る5月17日に第3回ヤングセミナーが行われました。お遍路研修で3泊4日を共にした塾生同士は期を越えて交友が深まり、セミナーが始まる前の部屋は和気あいあいとした雰囲気でした。

今回は第4期生で昨年度のシンポジウムリーダーでもある修了生の遠藤若奈さんが駆けつけてくださいました。遠藤さんは、人間塾で他の人の考えや気持ちに思いを馳せる努力をしたことが社会人になって役に立っていると話してくださり、私たちも将来のために今しっかりと学ばなければならないと気が引き締りました。また、今回は人間塾に興味を持った学生の方も見学にいらっしゃいました。

人間塾2018年度ヤングセミナー:共に学ぶ修了生

共に学ぶ修了生

セミナーのテーマは「自分に向き合う」ということでした。塾長は、私たちに「他の人に負けないこと」は何かと問いかけ、塾生は口々に得意なことやこだわりを持っていることを挙げました。このように、人は自分の良いところについてはよく知っている一方で、自分の悪いところからは目を背けてしまいがちだと塾長はおっしゃいました。完全無欠の人間は存在せず、誰しも未熟な部分や弱点があります。心の弱点はカビのようなものです。見て見ぬふりをして放っておけば、根はどんどん深くなります。心のじめじめした部分に風を通し、弱点を克服するためには、気持ちだけではなく環境も変えなければなりません。自分に必要なルールを作ったり、新たな行動を起こしたりすることが根本的な改善の第一歩となります。

人間塾2018年度ヤングセミナー:一人ひとりに問う

一人ひとりに問う

また、自分に向き合うことは自分の信念が正しいものであるかを確認することでもあります。ときには、信念そのものを大きく修正しなければならない出来事と直面することがあるそうです。塾長は黒澤明監督の映画「生きる」をその一例に挙げられました。この映画では、市役所に勤める主人公が、自分が癌にかかっていると知ったことをきっかけに変わっていきます。事なかれ主義であった自分の生き方を見直し、それまで波風立たぬようにしてきた職場の人との摩擦も厭わず、市民が熱望していた公園を苦労して完成させる過程には、自分の生き方、すなわち信念の修正があるのだと説明してくださいました。

私たちはまず「世のため人のために自分の持てる力を惜しみなく使う」という共通の志に基づいて、一人ひとりが信念を強固なものにしていかなくてはなりません。そして正しい信念を持ち続けるためにも、日々自分と向き合う必要があるのだと改めて感じさせられたセミナーとなりました。