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セミナー

【レポート】人間塾2017年度まとめ合宿二日目

2018年3月5日

人間塾 第2期生 小関昭仁
(聖マリアンナ医科大学6年)

まとめ合宿2日目(2月25日)、塾生各々が向き合った課題や決意を語る分かち合いをしました。分かち合いに先立ち、仲野先生から人生を歩む上での指針となるお話をいただきました。

はじめに、真の信念に生きる人物とはどんな人物かお話がありました。こうした人は品性があり、人への配慮が行き届き、知性をひけらかすことや手に入れたものに固執することが無い、ということでした。どんな場所で生きていくにしても、自分自身もこうした人物でありたいと思いました。

信念を持って生きようとすれば、困難に直面することもあります。越えられそうにない苦しい状況下にあるときでも、目を背けず困難の先に未来を見据えて臨むことが必要で、そうして初めて人間は成長できるのです。また、自分の過去の過ちに対する囚われを解消できるかは、人生のどこかの時点で、その出来事をユーモアを持って語れるかにかかっています。ユーモアを持って語るとは、その出来事を直視し、かつ客観的に見られていることを意味するからです。

次に、広い世界を知ることの重要性を教えていただきました。今の自分が置かれた狭い世界で一番で居ることは心地よいものです。ただし、その世界に安住していては、外の世界にどんな人たちがいるか知ることはできず、向上心も生まれません。広い世界に出て、打ちのめされるような体験をして初めて本気で向上しようと思えるものです。しかし、この段階にも罠があります。広い世界で打ちのめされることによって卑屈になり、また小さな世界に戻りたいという思いが生じることです。ここで自分がちっぽけな存在だと知ってなお、やはり上には上にすごい人はいるものだ、良いところは学ばせてもらおう、と思うことが肝要なのです。

視線は遠く未来や、まだ見ぬ遠くの人にまで置きながら、しかし行動は目の前のことをコツコツと行う「Think globally, Act locally」の精神が必要だと教えていただきました。そして、高度な知識や技術を身につけたとしても、それだけでは人を癒すことはできません。相手の成長と幸せを願う愛があって初めて人を癒すことができます。私は4月から医師になります。目の前の患者さんの幸せを願い、希望を見出せるよう支えたいです。また、世界の志高い研究に触れ、信念を持つ人達からも学び、新しい治療の開発など医学の開拓をしたいと思っています。

午前のセッション後の自由時間では、不二聖心の敷地を各自が独りで歩き、自身の課題に静かに向き合いました。昼食の後、人間塾で学んだことや、各自の課題とどう向き合っていくかを分かち合いました。私は人間塾で学んだ5年間で成長できたことを思い浮かべましたが、同時に、課題がいまだに解決できないままであることをも自覚しました。自分が見たくないことや避けて通りたいことを言葉にして表明するには勇気がいりますし、語ったからには覚悟を持って臨んでいかねばなりません。分かち合いの後、決意を新たにした塾生たちの顔は晴れ晴れとしていました。塾生の中には、この4月から社会に出る塾生、大学院でのさらなる学問の追求に挑む塾生がおります。私もこの3月に修了する予定ですが、人間塾を修了しても、生涯塾生として課題に向き合い研鑽を積み、真の信念を生きる人間になるべく努力しようと誓いました。

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