ヤングセミナー

【レポート】人間塾クリスマスディナー(平成27年度)

2015年12月28日

人間塾 第2期生 蘆川 尭
(東京医科大学4年)

いよいよ今年もこの季節がやって来ました!2015年12月19日、待ちに待ったクリスマスディナー当日です!!毎年、ホテルニューオータニで行われるこのイベントは早くも4回目を迎えました。人間塾の役員、会員、修了生、在塾生などが一堂に会し、素晴らしい食事を共にするこの日を、私はどれほど待ちわびたことでしょうか。

ディナーの皮切りは、まず仲野塾長の挨拶。塾長は、クリスマスになぜプレゼントを用意するのかという話をしてくださいました。お互いに与え合う、すなわちgivingの精神が根底に流れているという内容で、お互いに素晴らしい時間を与え合うこの会にまさにぴったりのお話でした。お話が終わると、次は会員の大内葉子さんから歌のプレゼントです。曲は数年前に作られたというポーランドの現代作曲家のアベマリアでした。大内さんご自身が演奏し録音してきてくださった伴奏とともに歌声が会場中に響き、誰もがその美しさに酔いしれました。そして、修了生であり、第一期生の東出紀之さんが、塾長からの指名で乾杯の挨拶を行いました。

人間塾クリスマスディナー2015:第一期生東出さんの挨拶

第一期生東出さんの挨拶

昨年の小出シェフから、今年は大竹シェフに料理長が変わりましたが、伝統的な手法を大切にしつつ、シェフの独創的な創作料理の数々は、今までと同じく(あるいはそれ以上に)私たちを驚きと感動で包みました。素材の味を活かし、優しい味付けの料理は、シェフの人柄を現わしているように感じました。

そんな料理に舌鼓を打ちつつ、いずれのテーブルも世代を超えて盛り上がっていました。個人的な話になりますが、私は、三井記念病院院長の高本眞一先生の隣に座らせていただきました。今年高本先生は、『患者さんに伝えたい医師の本心』という本を上梓されたのですが、その本の内容はもちろんのこと、患者さんに寄り添う気持ちを常に持ち続ける先生のお話は将来同じ医療に進む私には非常に重く、深みのあるものでした。

ディナーの最後には、お楽しみのプレゼント交換です。それぞれが必ず1000円のクリスマスプレゼントを用意してくること、という約束事があったのですが、どのプレゼントも参加者の個性が表れているプレゼントでした。そして、最後は全員の記念撮影で幕を閉じたクリスマスディナーでした。

人間塾クリスマスディナー2015:全員参加のプレゼント交換

全員参加のプレゼント交換

しかし、実は続きがあったのです。お客様が全員お帰りになった後、修了生と在塾生だけが会場に残りました。そして、設立者の井上和子さんが、塾生に向けたクリスマスプレゼントを用意してくださっていました!わざわざ、長い時間をかけ、男女それぞれに素晴らしいプレゼントを用意なさっていたのです。修了生も在塾生もみな童心に還ったように喜んでいたのが印象的でした。

素晴らしい参加者と最高の雰囲気の中行われるクリスマスディナーに毎年参加できることは本当に幸せです。私がこのディナーを経験することによって多くのことを与えられたように、ほかの参加者に私自身が何か与えられていたなら幸せです。さらに、多くのことを他者に与えることができるよう、来年も頑張ろうと思ったクリスマスディナーでした。



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