ヤングセミナー

【レポート】人間塾2024年事前オリエンテーション第二日目

2024年4月18日

2024年4月7日に、第13期生の為の事前オリエンテーション二日目を開催しました。ようやく人間塾の雰囲気にも慣れてきた13期生ですが、講義の内容は今まで考えたこともなかった領域であったかもしれません。自分の専門分野だけに学びを留めるのではなく、広い視野を求めて、想像力を逞しくして、一日も早く塾生としての自覚を持ってほしいと思います。

今回のレポーターは第12期生の伊藤壮司です。
是非ご一読ください。

塾長・仲野好重

第12期生 伊藤壮司
千葉大学薬学部3年

去る4月7日、今年度の新塾生である第13期生のための事前オリエンテーション2日目が開催されました。2日目ということもあり、新塾生はどこか緊張がほぐれている様子でした。前日に開催された1日目の事前オリエンテーションについて振り返り、意見を交わし合った後、プログラムは進められました。

2024年度事前オリエンテーション:「教養」を考える

「教養」を考える

今回のオリエンテーションでは、まず「教養」という言葉について塾長よりお話がありました。「教養がある」という言葉を聞くと、私たちは「知識が豊富である」というイメージを抱きがちです。しかし、ただ知識を豊富に持っているだけでは、教養があるということにはなりません。自分の専門分野を超えてたくさんのことを学び、経験し、それらを通じて人間としての生き方を探究し、実践することこそが「教養ある生き方」ということなのです。実践することにより、知識は「知恵」となり、自分にしかできない生き方が出現してきます。その生き方こそが人生における「軸」となるのだと塾長は話されました。

私はこのお話を聞き、実際に行動に移すことの大切さを改めて感じました。私自身、これまでの塾生としての一年間を振り返ると、人間塾での学びを心の中に留めたままで行動には移さなかった時期がありました。しかし、実際にその学びを活かして行動するようになってから、私は自分が本当にやりたいことが何なのか見えてくるようになりました。得た知識や経験をただ溜め込むだけで使わないことは、言わば「宝の持ち腐れ」です。私たちは幅広く知識や経験を取り入れ、常にそれらを活用しながら行動し、自分にしかできない生き方を探究し続けなければなりません。

2024年度事前オリエンテーション:ランチタイム!

ランチタイム!

午前中のプログラムが終わり、美味しい昼食をいただきながら新塾生との交流を楽しみました。そして午後からは、井上和子スカラーシップに込められた思いについて、塾長からお話をいただきました。井上和子スカラーシップは、経済的支援のみを行うものではありません。私たちが、自身の抱いている夢に向かって進んでいくことを支える人間的支援をも行っているのです。この人間的支援には、塾長をはじめとして人間塾自体が、私たちを信じていることが不可欠です。塾長はこの「信じる」ということを、約束されていないものを「そうなるに違いない」と願って受け入れることであるとおっしゃいました。

私はこの言葉を聞いた時、自分がどれだけ人間塾の方々から信じられ、また愛されているのかを強く実感しました。私は、入塾してから一年が経過した中で、ようやく自身が進むべき道を見つけ、歩き出すことができました。行く先は決して楽なものではありませんが、私はそれでもその道を進み続ける覚悟を持っています。私は信じられ、愛されているということを胸に刻み、これからも常に精進することを改めて決意するオリエンテーションとなりました。

2024年度事前オリエンテーション:13期生とともに

13期生とともに

今回は新塾生のための事前オリエンテーションでした。しかし、お手伝いとして参加させていただいた私も、このオリエンテーションを通して改めて気持ちが引き締まりました。今年度から、私は第13期生という後輩を持つ立場となり、先輩塾生として人間塾で学びます。自身の学びを更に深めていくことはもちろん、後輩塾生に対しても教え導きながら、責任を持って行動していこうと覚悟を決めた一日となりました。



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