ヤングセミナー

【レポート】人間塾2025年度 巡礼研修レポート 第二日目

2025年5月9日

2025年5月4日に江戸三十三観音巡りの第2日目を迎えました。塾生たちは皆元気に朝からご飯を食べて、準備を整えて集合しました。この日から、修了生である第12期生の島田君も加わってくれて、にぎやかな巡礼となりました。レポーターは、周囲からすぐに突っ込みを入れられる、何とも天然な感じのする第14期生の森瑛一郎です。

是非ご一読ください。

塾長・仲野好重

人間塾第14期生 森瑛一郎
(慶應義塾大学4年生)

5月4日に、観音巡り研修の2日目を迎えました。

2日目からは、昨年度修了された人間塾第12期生の島田優さんが、我々塾生と共に参拝してくださいました。1日目に引き続き天気にも恵まれ、塾生は皆穏やかな気持ちで巡礼に臨むことができました。

人間塾2025年度ヤングセミナー:修了生と在塾生

修了生と在塾生

午前中は、神楽坂周辺を4ヶ寺参拝しました。2日目ということもあり、御本殿で般若心経を唱えることに徐々に慣れ、塾生全員の声がそろった美しいものになりました。4ヶ寺のうちの1つの護国寺では、住職の方が御朱印を書いていらっしゃる姿を初めて見ることができ、洗練された美しい所作に魅了されました。

またその後に参拝した安養寺では、住職の方が自らお経を唱えて下さった後、「聖天信仰」について教えていただきました。人間の煩悩自体は悪いものではなく、むしろその願いを聖天さまは成就できるようにしてくださるそうです。そのようにして我々を満たしてくださることで、今度は他者に尽くすことができる人間へと自然に導いてくださるそうで、人間塾の考えと非常に近いものがあると感じました。

人間塾2025年度ヤングセミナー:仲良くなりました

仲良くなりました

昼食を2つのグループに分かれて取った後、午後は本駒込周辺を5ヶ寺参拝しました。最初に参拝した定泉寺では、ご住職が空手教室や子供食堂を運営していらっしゃるお話を聞き、私もそのように縁の輪を広げていけるような人になりたいと感じました。また2日目最後に参拝した浄心寺が、個人的に最も印象に残っています。御本堂に入った途端に、如来様や観音様、四天王像の迫力に圧倒され、畏怖の念を抱きました。これらの像は先代の住職様が建立なさったそうで、仏像を守る者はいるが、これから国宝になるような仏像を作る者はあまりいないのではないか、と先代の住職様は発想を転換させ、自分なりの道を切り開かれたというお話をしてくだいました。

このお話は、我々塾生が自らの進路を決める際にも当てはまるものだと感じました。自分にしかない特徴や個性を理解し、それを社会の役に立たせるためには、このような発想・着眼点の転換が必要なのだと学びました。お話を伺った後、お寺の方がお茶やお菓子を用意してくださり、その優しさやお心遣いに胸を打たれました。

人間塾2025年度ヤングセミナー:安養寺にて

安養寺にて

このような「お接待」をしていただいたことで、自分がいかに支えられて生きているのかを再認識することができ、この巡礼研修に関わっていただいた全ての方に感謝するようになりました。

2日間の巡礼を終え、仏教の考え方が人間塾のものと近いことに気づき、今まで得た学びがより深い、納得できるものになりました。また、移動中の会話やホテルで過ごした時間のおかげで、塾生同士の関係性も4月に比べて、より深いものになったと感じます。明日の最終日も、お寺の方への感謝を忘れずに頑張っていきたいと思います。



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