ヤングセミナー

【レポート】人間塾2024年度第9回ヤングセミナー

2024年8月6日

2024年8月1日に夏休み前最後のセミナーを開催しました。

今回は、塾生たちによる塾の大掃除から始まり、セミナー、そして暑気払いの食事会と、バラエティに富んだ一日となりました。今回のセミナーでは、ある一つの「選択」が、何十年か後の人生に大きな違いを生むという主旨の詩を書いたアメリカの詩人であるロバート・フロストを取り上げました。私の留学時代を精神的に支えてくれた詩人でもあります(その時はすでに故人でしたが)。

今回のレポーターは第13期生の中島継人です、是非ご一読ください。

塾長・仲野好重

人間塾第13期生 中島継人
(法政大学2年)

去る8月1日に第9回ヤングセミナーが開催されました。人間塾が夏季休暇に入る前のセミナーで、少しの間人間塾から離れるということもあり、気を引き締め直す気持ちで参加しました。

夏季休暇前最後のセミナーなので、この日は普段使っている場所を綺麗にすべく、大掃除から始まりました。塾生全員が協力して普段使っている場所を丁寧に清掃し、清潔で快適な環境を整えました。大掃除を通じて、普段使用している場所への感謝とチームワークの重要性を再確認し、大掃除を終えることができました。

今回のセミナーでは、ロバート・フロストの詩「選ばれなかった道」が取り上げられました。この詩は、人生における選択の重要性と、選択がもたらす結果について深く考えさせられる内容です。詩の冒頭では、語り手が森の中で二つの分かれ道に直面し、どちらの道を選ぶべきか悩む場面が描かれています。最終的に、彼は人があまり歩いていないように見える道を選ぶことを決意します。この選択が彼の人生にどのような影響を与えたのかを振り返りながら、選ばなかった道への未練や好奇心をも暗示しているように感じました。

人間塾2024年度ヤングセミナー:セミナーで考える

セミナーで考える

仲野塾長は、この詩の内容について、ご自身の過去の経験を交えながら教えてくださいました。塾生は、人生における選択の重要性について考える時間となりました。また、詩を読みながら進んだこのセミナーは、様々な選択を迫られることが多い年齢である塾生たちにとって、自分の過去や未来について目を向けるよい機会となりました。

一度選択したものが上手くいかないといってそう簡単にスタート地点に戻るという考えでいいのだろうかと、塾長から問いかけられました。私は、一度選択した道であれば最後まで貫き通そうという心構えが大切であり、人生は選択の連続だからこそ、一つ一つの選択に覚悟と責任を持つことが大切であると感じました。

また、この日は仲野塾長主催のもと、セミナー後に暑気払いの食事会がありました。人間塾の近くにあるイタリアン・レストランで、コース料理に舌鼓を打ちました。料理の種類もボリュームもたくさんで、食べ盛りの我々塾生にとって、大変幸せな時間になりました。私はこの食事会で、仲野塾長や壺井さんの近くの席に座っていたのですが、修了生の橋沼先輩と同期の上野君も交え、多くのお話をさせていただき、とても貴重な時間となりました。

人間塾2024年度ヤングセミナー:みんな笑顔で

みんな笑顔で

人間塾2024年度ヤングセミナー:よく食べて、よく育つ

よく食べて、よく育つ


私は8月末から半年間の韓国留学が決まっています。私にとって今回のセミナーは、夏休み前最後というより、留学前最後のセミナーでした。今年度入塾した私ですが、4月から人間塾で学び始め、他の塾生からも多くの刺激を受けてきました。今回のセミナーでは大掃除から始まり、詩を通じた選択について考える時間、セミナー後に全員でのお食事会という密度の濃い時間になりました。このような密度の濃い時間の中で、どこか寂しさも感じながら、留学へ行った後も塾生としての自覚を持ち続けようと決意しました。詩を通じて考えた選択に関する重要性を、今後の活動や留学生活にも活かしていきたいと思います。

人間塾2024年度ヤングセミナー:頂いたゼリー

頂いたゼリー



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