ヤングセミナー

【レポート】人間塾2024年度第11回ヤングセミナー

2024年9月14日

去る2024年9月5日に、第11回目となるヤングセミナーを開催しました。

今回は、修了生が3名も駆けつけてくれ、在塾生との交流を深めていました。セミナーで扱ったテーマは、塾長の言葉を集めた「人間塾ノオト」の中から選びました。

今回のレポーターである第12期生の永井真奈が、そのあたりのやり取りを上手くまとめてくれています。是非ご一読ください。

塾長・仲野好重

人間塾 第12期生 永井真奈
(国際基督教大学4年)

秋の気配が感じられた9月5日、第11回ヤングセミナーが行われました。今回のセミナーでは、はじめに小冊子「共に生き、つながる」と同窓会誌である「みのり」が配布されました。「みのり」には、人間塾を修了した修了生の方々が社会に出てどのように活躍しているのか、近況や人間塾での学びと今のつながりなどを語る記事が掲載されています。塾生たちは先輩方の国内外問わない幅広い活躍を知り、自分たちの将来への期待を膨らませていました。

人間塾2024年度ヤングセミナー:塾生を激励

塾生を激励

さらに、今回のセミナーには、同窓会から第6期生の落合悠人さん、第8期生の北井結夏さん、第9期生の猿渡啓太さん3名が駆けつけてくださり、にぎやかな雰囲気でセミナーが始まりました。

この日は前回のセミナーに引き続き、「人間塾ノオト」をもとにお話が進んでいきました。最初のテーマになったのは、問3の「あなたの人生にとって、将来的に就く仕事は、収入以外にどんな意味を持っていますか」という一文でした。この問いには、現在社会に出て働いている修了生の方々がそれぞれの経験をもとに、考えるヒントをくださいました。それぞれのお話に共通していたのは、修了生の方々は収入だけを求めて働いているのではなく、自分なりの目標や目的を原動力として働いているという点です。

現代社会では、やりがいを持たずにただ目の前の給料や手厚い福利厚生を受けることを目的として働く人が多くなっています。しかし、修了生の方々は社会に出て厳しい現実にぶつかりながらも、しなやかに状況を受け止めながら活躍されています。先輩方が理不尽な決定や現状に対しても、腐らずに自らの力をどのように使うかを考えて行動することができるのは、自分なりの原動力を持っているからだと感じました。どのような原動力を持つのか、何も心に持たずに働くかでは、大きな差が生まれるのだと思います。

人間塾2024年度ヤングセミナー:将来に大切なのは

将来に大切なのは

次に取り組んだテーマは、問4の「『自分』以外で、あなたの将来に一番大切なコト・モノは何ですか」という一文です。この問いには、塾生一人一人が順番に回答しました。今年度修了を控えている塾生たちは、自分たちが社会に出て働くうえで大切なコトやモノを関連させながら話していました。私は就職活動を機に、改めて自分の人生から切り離すことができないと感じた「自然環境と人との関わり方」について発表しました。塾生たちは常日頃から、自分にしかできないことは何か、自分の力を社会貢献の為にどのように使うかを自問自答しています。それゆえ、修了を控えた多くの塾生が自信をもってこの問いに回答している様子が見られ、同期ながら非常に頼もしく感じました。

来年から社会に出て働く身として、今回のセミナーにおいて出合った修了生の方々の働く姿勢や、人間塾ノオトにある一文は、自分自身の中で問い続けなければならないと気が引き締まる思いでした。私自身も、自分なりの原動力を持って、私の人生から切り離すことのできない「人と自然環境の関わり」について真摯に向き合っていきたいと思います。

人間塾2024年度ヤングセミナー:「みのり」を持って

「みのり」を持って



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