ヤングセミナー

【レポート】人間塾2024年度第10回ヤングセミナー

2024年9月10日

去る2024年8月29日に、夏休み明け初のヤングセミナーを開催しました。

久しぶりに顔を合わす塾生たちは、皆元気でした。3週間も会わなかったとは思えないくらい、すぐに日常に戻った気がしました。この夏休みには、毎年恒例の、夏休みの課題図書が全塾生に与えられています。レポートの締め切りが間近でしたが、塾生たちは余裕の表情でセミナーを受けていました。私は、「たしたもんだ!」と少々感服いたしました。

今回のレポーターは、第12期生の島田優です。今年度のリーダーの一人として頑張っています。是非ご一読ください。

塾長・仲野好重

人間塾第12期生 島田優
(中央大学4年)

去る8月29日に第10回ヤングセミナーが開催されました。3週間ぶりのセミナーということもあり、セミナールームに懐かしさを感じつつも、緊張感を持ってセミナーに参加しました。

今回のセミナーは「人間塾ノオト」をもとに行われました。「人間塾ノオト」とは、自分と向き合い、将来の人生で何をすべきかを考えるための10の質問と、塾長の言葉、そして塾生や修了生の声がまとまった小さな冊子です。今回のセミナーでは、10の質問のうち、質問1と2に込められた願いについて、塾長にお話しいただきました。

人間塾2024年度ヤングセミナー:人間塾ノオト

人間塾ノオト

質問1は「あなたは、どんなことをするために、この世界に生まれて来たと思いますか?」というものです。塾長は、この質問を「何度も」考えること通じて、自分の中で変わることのない人生の軸や、この世界に生まれて来た理由にたどり着いてほしいと言われました。この質問は、なかなか答えが見つからない種類の質問です。そして、考えるたびに答えも変わる可能性があります。

しかし何度も反芻することで、そこに何か「変わらなくなってくるもの」があると塾長は教えてくださいました。私は自分の中にこの「変わらないもの」を持っているつもりでいます。しかし、それが定まったと思って以来、そのことについて考える時間が減っていたと、今回のセミナーで気づきました。私が思っている「変わらないもの」が本当に変わらないものなのか・・・。それを確かめ、より堅固なものにするためにも、このことについて考える時間を今後も取らなければならないと感じました。

次に、塾長は質問2についてお話しくださいました。質問2は「あなたは自分自身の欠点や弱さと真剣に向き合ったことがありますか」という内容です。この質問に込められた願いを、塾長は「自身の弱さや欠点と向き合ってほしい。逃げないでほしい。そしてその先に何か大切なものを見つけてほしい」と言われました。

さらに塾長は、長所と短所は「表裏一体」であり、自身の弱さを完全に捨てる必要はないとお話ししてくださいました。自分の弱さや短所と向き合うこと、そしてそれらを他者から指摘されるということは、あまり気分のよいものではありません。しかし、弱さは違う角度から見てみると、強みや自身の良さとなる可能性もあります。だからこそ、弱さを完全に捨てるのではなく、その強みや良さを見出すためにも、自分をよく知る必要があると、塾長はお話しくださいました。

人間塾2024年度ヤングセミナー:人間塾ノオトを手に

人間塾ノオトを手に

私は、夏休み中に、入社予定の会社での研修を何度か受けました。その研修を通じて、私の良さについて悩むことがあると共に、自分の欠点も見えてきました。そんな私にとって、この質問2は大きな意味を持つと感じています。今回のセミナーは私に足りていなかったことを自覚させ、私の悩みの解消および自己の成長のための道筋へと導いてくれたセミナーでした。

夏休みに行われた会社での研修を通じて、人間塾で学んだことは、社会人になっても必ず活きるものであるという実感を得ました。今回のセミナーで学んだことも、社会に出て悩んだときに必ず私を支え、初心に帰らせてくれるものであると思います。現在、これから社会人として生きていくことを自覚しつつある日々ですが、残された学生生活の中で、より自分と向き合い、自分を知り、私なりの良さを探していきたいと思います。そして私なりの良さ、私なりの強みを活用し、私が目指し、描く将来にどのように貢献できるかを考えていきたいと思います。



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