ヤングセミナー

【レポート】人間塾2025年度事前研修1日目レポート

2025年4月11日

去る2025年4月5日と6日の2日間にわたって、新しく入塾してくる第14期生のための事前研修を行いました。上級生の3名の塾生も駆けつけてくれ、大変中身の濃い、充実した研修となりました。午前10時から始まった研修は、気づいたら18時半まで続いていました。それほど皆熱心に取り組んだ研修会でした。

今回のレポーターは、第12期生の伊藤壮司です。彼は今年度のリーダーも務めます。ぜひご一読ください。

塾長・仲野好重

人間塾第12期生 伊藤壮司
(千葉大学4年)

2025年4月5日、1日目の事前研修が開催されました。この研修では、今年度より新しく入塾する14期生が、仲野塾長のご指導や先輩塾生のサポートのもと、これからの人間塾での学びについて理解を深めます。集まった8名の14期生は、みな緊張した面持ちで研修に臨みました。

人間塾2025年度ヤングセミナー:自己紹介をする14期生

自己紹介をする14期生

午前のセッションは、まず自己紹介から始まりました。その後、仲野塾長が私たちの生き方についてお話をしてくださいました。ほとんどの大学生は、明日が来ることを当然だと思いながら毎日を過ごしていますが、その確証などどこにもありません。塾長は、「明日は来ないかもしれないと思いながら、一日一日を有意義に、命をかけて生きていくことが大切だ」とおっしゃいました。

私はこのお話を聞き、自身の生活を振り返ってみました。大学3年の後期から、私は配属先の研究室で日中のほとんどを過ごすようになりました。事前に立てた計画に従って研究を進める日々は、ともすれば何も考えることのない単調な日々に陥りがちです。しかし、それではいけません。私は研究をする意味を常に考え、自らに与えられた使命のもと情熱を持って行動していかなければならないと強く感じるお話でした。

人間塾2025年度ヤングセミナー:自分と向き合う塾生

自分と向き合う塾生

午後のセッションでは、塾長の書かれた「人間塾ノオト」をもとに、自分と向き合う意味について塾長からお話がありました。新しく塾生となった14期生は、これから自分の人生について深く考えなければなりません。そのためには、自分とじっくり向き合うことが必要不可欠になります。

これを踏まえ、塾生は仲野塾長のご指導のもと、実際に自己と向き合いました。自分の長所や短所、誤魔化したくなることやどうしても乗り越えられないことといった計9つの観点から自身を分析しました。その後、第三者の視点に立って、自分がどういう人物かをお互いに発表し合いました。自らを意志薄弱な人間だと分析する塾生もいれば、自分にはない能力を他人が持っていることにコンプレックスを感じる塾生もおり、それぞれの人間性を理解し合うことができたと同時に、自分自身への洞察も深まっていきました。

人間塾2025年度ヤングセミナー:昼食をいただきました!

昼食をいただきました!

人間塾では己と対峙し、自分が今生きている意味を考えることをとても大事にしています。しかしながら、昨今の社会はそのような内面的なものではなく、点数に現れる数字や役職などの経歴といった外面的なものを重要視する傾向にあります。だからこそ、自分の内面を磨いていき、一本筋の通った人生を生きていくことには大きな意味があるのだと思います。14期生はもちろん、我々上級生にとっても、人間塾で学ぶ意味を改めて考える研修となりました。



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