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【レポート】人間塾2024年度入塾式・始業式

2024年4月22日

2024年4月14日に、人間塾の入塾式・始業式を挙行いたしました。

塾生はもとより、役員、修了生、保護者の皆様にもお集まりいただき、大変賑やかな式となりました。新しく入塾した第13期生も緊張した面持ちの中、晴れやかな表情で式に参加していました。一方で、迎える側の先輩塾生たちは、急激にしっかりとして来まして、後輩ができるとこうも人は頼もしくなるのかと、内心驚きました。

今回のレポーターは第12期生の畠山健です。
是非ご一読ください。。

塾長・仲野好重

人間塾 第12期生 畠山健
(東京工業大学4年)

去る4月14日、2024年度入塾式・始業式が挙行されました。役員の方々をはじめ、塾生のご家族や修了された先輩方にもご参列いただき、晴れやかな式となりました。

今年度は新たに5名の13期生を迎えました。13期生は皆緊張した面持ちでしたが、それぞれ立派に入塾への決意を述べてくれました。

人間塾2024年度入塾式・始業式:5名の第13期生

5名の第13期生

式辞に際して、塾長は「educate」という言葉について教えてくださいました。日本語では教育と訳されますが、その語源は「educatus=外に引き出す」という意味から来ているとのことでした。「個人の中に秘められた能力を引き出していく」という意味が、「教育」という言葉には本来込められているのです。そして人間塾という場所は、この本来の意味での「教育」を行なうところです。

一年前、入塾したばかりの私は、外からの評価で自分を飾ることに慣れており、自分自身を見つめることができていませんでした。しかし、人間塾で1年間を過ごし、自分の内側から自分の価値を見出していく、という体験を重ねることがたびたびありました。これからの1年間も、人間塾という稀有な環境で、学びを深めていきたいと思います。そして願わくは、13期生も多くの体験と思慮を重ねて、「人間塾に入って良かった」と思える一年にしてほしいです。

また、第12期生の島田優君が入塾生を迎える「歓迎の言葉」を述べました。島田君は今日に至るまでの苦悩を話し、人間塾での活動を通して素直かつ真摯に向き合うことの大切さを語ってくれました。

次に入塾生を代表し、第13期生の大海心優さんが「誓いの言葉」を述べました。大海さんは4月に人間塾で行われた事前オリエンテーションを踏まえて、内気な自分と向き合うこと、今後人間塾で学んでいくことに対する熱意を、一生懸命に語ってくれました。

人間塾2024年度入塾式・始業式:在塾生の歓迎の言葉

在塾生の歓迎の言葉

人間塾2024年度入塾式・始業式:13期生の誓いの言葉

13期生の誓いの言葉


最後に、同窓会会長である落合悠人さんから「やりたい仕事とやらなくてはならない仕事」について、お話をいただきました。かつては教職を目指していた落合さんは、人間塾に入塾してから「社会をよりよくするため、自分がやらなければならない仕事」について考えるようになり、官僚の道へ進みました。

「学生の時に思い描いた職業ではなかったが、自分を見つめた結果の選択を後悔していない」と語ってくださいました。そして在塾生・新塾生へ向けて、「人間塾での厳しい体験を手掛かりに、素直に自分を見つめることで、自分の進む道が見えてくる」とメッセージをくださいました

人間塾での「自分と向き合う」という活動は、私にとって難しく、苦しいものです。自分の弱いところばかりが見えて嫌になることもありました。しかしそのようなときも、修了生の先輩方にお会いすると意欲が湧いてきます。

人間塾2024年度入塾式・始業式:全員集合しての一枚

全員集合しての一枚

先輩方は皆、同じような葛藤を乗り越え、各々の信念を持って仕事に励んでおられます。落合さんをはじめとする先輩方のお話を聞き、先輩方のことを誇らしく思うとともに、自分自身も人間塾の一員としてもっと努力しなければならないと思いました。

入塾式を終えて、応援してくださる多くの方々の有難みを実感しました。役員の方々、塾長、塾生、修了生、家族に囲まれて、恵まれた環境で私たちは学んでいます。塾生一同、感謝を忘れることなく、これからの1年を実りあるものにするために精進していきます。



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