ヤングセミナー
【レポート】人間塾2024年度 韓国留学便り その6
2025年2月21日
韓国に留学していた中島継人君が、2月19日無事に帰国しました。お世話になった多くの方々にご挨拶し、再会を約束されたことでしょう。帰国直前に韓国留学便り第6回目が届きました。多くを学び、またこれからの課題が見えていることは大きな収穫です。
是非ご一読ください。
専務理事・壺井尚子
人間塾 第13期 中島継人
(法政大学 2年)
アニョハセヨ。韓国留学便り最終号です。約6か月間に亘る韓国留学生活も今月で終わりを迎え、どこか寂しさもあり、帰国することへの期待感、多くの人と再会ができることの喜びなど多くの感情が入り混じっています。最終号では留学生活のまとめについてお話しさせていただきます。
今回の留学は語学研修という名目でした。韓国外国語大学に所属している語学学校へ在籍し、韓国語の実力を向上させるべく通いました。前半の語学学校では主に韓国語を学ぶ授業でしたが、後半になると韓国語で学ぶ授業形態が多かったです。韓国語で学ぶ授業では、韓国の時事問題や韓国の歴史についての内容が多く、またそれらの問題について討論をし、その内容を原稿用紙に書くという授業形態でした。留学前から韓国語は少し学んでいたのですが、語学学校へ通ったことにより留学前と比べ韓国語の実力は非常に成長したと思います。
また、韓国人学生や他国の留学生達から様々なことに対する熱意と学ぶことへの貪欲さを学びました。12月に韓国では戒厳令が発令されましたが、それ以前からも韓国人学生たちは自国の政治問題や歴史問題に関して日常的に話題にする人が多くいました。戒厳令が発令された後には、大学生たちが声を上げるように各大学のキャンパス内でデモ活動も行われ、自国のことを真剣に考え行動している、熱を持った学生が多くいたように感じます。
他国の留学生達とは主に語学学校で時間を共にしました。授業中には多くの質問をし、授業外での予復習では気になるところがあればすぐに解決をしようとする、その姿からは一つでも多く学ぼうとする貪欲さを感じ取ることができました。特に討論の時間では毎回良い盛り上がり方をしました。国籍や背景が全く異なるため多くの視点から物事を見ることができ、非常に有意義で濃い時間を過ごすことができました。そんな熱を持った韓国人学生や、学びに対し貪欲な留学生たちと時間を過ごしながら私も触発され、学ばされることが多くありました。多くのことに対し、今のままではいけないという思いから生まれる熱意、一つでも多く得ようとする行動力は私の留学生活を通した一番の収穫です。この収穫を活かせるかは帰国後の私の行動次第だと考えます。この期間が決して無駄ではなかったことをこれからの成長でお見せすることをお約束いたします。
最後になりますが、全6回にわたる私の韓国留学便りをお読みいただいた皆様、誠にありがとうございました。この留学便りを通して、少しでも韓国のことや私の学びについて知っていただきましたら幸いです。今後ともよろしくお願いいたします。