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【レポート】人間塾2024年度 韓国留学便り その3
2024年11月25日
韓国に留学中の中島継人君から、韓国留学便り第3回目が届きました。中島君は、語学学校で1級から6級まであるレベル別のクラスで、最上級のクラスに所属しています(数字が大きくなるほど上級クラス)。高校生の頃から独学で韓国語の習得に励み、現在では、現地の大学の講義を理解できるほど上達しているそうです。今回は、語学学校の体育祭の様子と、「トウミ」のメンバーで訪れた水原華城の感想を紹介してくれました。
是非ご一読ください。
専務理事・壺井尚子
人間塾 第13期 中島継人
(法政大学 2年)
アニョハセヨ。韓国留学便りの11月号です。最近の韓国では最低気温が氷点下となり、完全に冬になりました。今回の韓国留学便りでは、10月末に語学学校で開催された体育祭と、10月号で紹介させていただいたトウミのメンバーと一緒に行った水原華城についてお届けします。
私が通っている語学学校では約3か月で1学期という区切りなのですが、各学期に一度ずつイベントが開催されるそうです。この秋学期には体育祭が開催され、語学学校の学生300名以上が参加しました。学生は4つのチームに分かれ、競技に参加しました。種目は綱引き、ドッチボール、紙飛行機大会等、日本での体育祭でも行うような種目が多かったです。1人2種目まで参加ができたのですが、私はドッチボールと綱引きに参加し、どちらも優勝することができました。語学学校には1~6級のクラス分けがあり、各級には3~6クラスずつ、あるそうです。他の級の学生とは交流する機会が全くなかったので、息抜きも兼ねた今回の体育祭はとても良い思い出になりました。
また、11月上旬にトウミのメンバーと京畿道(キョンギド)水原市にある世界文化遺産に登録もされている水原華城へ行ってきました。水原市はソウルの南側に位置し、京畿道の県庁所在地でもある水原市は約120万人の人口で、ソウルのベッドタウンでもあります。
1796年に完成した華城は、李氏朝鮮第22代王の正祖(チョンジョ)が、王権の政争に巻き込まれ亡くなった、父の追悼の意味を込めて築いたものです。当時の韓国では建築技術の集大成と言われたほどのもので、現代の技術(重いものを運ぶクレーンのような技術)でも再現が難しい部分もあるそうです。城の周囲をぐねぐねと取り囲む城壁と、「四大門」と呼ばれる「八達門」「長安門」「華西門」「蒼龍門」の4つの城門があります。城壁の上は歩けるようになっており、1周5km以上の道のりで、おまけに急な勾配があり、私にはとても長く感じました。しかし、上り坂を上った後は達成感もあり、高所から見た景色は特別なものに感じました。
この華城の近くには、八達門市場という韓国昔ながらの市場もあり、ローカルグルメ等も人気だそうです。私はここで「スンデ」を食べました。スンデとは韓国式のソーセージのようなもので、豚の腸の中に、豚の血液、野菜、春雨のような麺が入っています。好き嫌いが分かれやすい食べ物ではあると思いますが、独特の食感があり私は好きです。水原市には最近スターフィールドという大型ショッピングセンターもでき、ソウルからはバスで1時間ほどの位置にあるので、韓国旅行の際にはぜひ立ち寄ってみてください。
私の留学生活もそろそろ折り返し地点に差し掛かってきました。残りの留学生活も有意義なものにし、その様子をみなさまにお届けさせていただきたいと思います。最後までお読みいただき、カムサハムニダ。