ヤングセミナー
【レポート】人間塾2024年度 人間塾秋季合宿 第三日目
2024年10月7日
2024年9月23日は、秋季合宿の最終日でした。この日は、午前9時から12時まで、3時間を使って、各塾生がこれからの下半期に対する「決意」を述べます。覚悟を持って向き合わなければならないこの決意を話す場を「分かち合い」と呼びます。人間塾では「分かち合い」を大変大切にしており、塾生にとっては全身全霊を込めて意見表明をする場です。
今回のレポーターは第13期生の山田凌央です。
是非ご一読ください。
塾長・仲野好重
人間塾 第13期生 山田凌央
(早稲田大学 2年)
去る9月23日、湘南での3日間にわたる合宿もいよいよ最終日を迎えつつあります。昨夜、合宿所の部屋では、一人静かに二日間の学びを振り返る塾生や、将来の展望やこの半年間の自分の変化を語り合う塾生も多く、遅くまで深い議論が交わされました。それにもかかわらず、疲れを感じないままに、塾生たちはしっかりと朝食を摂り、最終セッションに臨みました。
合宿の締めくくりとなる最終日のセッションは、緊張感が漂う中でスタートしました。このセッションでは、合宿のまとめとして「分かち合い」が行われ、合宿前半で行った半年間の振り返りを通して得られた気づきや、今後の目標について塾生一人ひとりが想いを語っていきました。一人ひとりに対して、仲野塾長からは貴重なアドバイスをいただきました。
合宿では、「人間塾ノオト」に基づき、社会に貢献することや、私たちの能力をどう生かすかについて、塾生同士のディスカッションを通じて考えを深めました。しかし、塾長からは、私たちの話し合いに「熱」が足りないというご指摘をいただきました。それを受けて分かち合いでは、「自分には情熱がないと感じていた。しかし、この3日間で過去や進路の選択を振り返る中で、自分が燃えているということを再認識できた」と語る塾生もいました。
この3日間を通して、私自身も自分の行動に熱があるかどうか、不安を抱くようになりました。過去には、自主的に応募した学外の学習プログラムを途中で挫折してしまった経験があります。しかし、今回、社会における自分の在り方や過去を振り返る中で、自分が「ものづくりを通じて人に影響を与えたい」という強い思い、そしてそれを社会に届けたいという情熱が自分の中でずっと燃え続けていることに気づきました。残りの半年間は、嫌なことから逃げ出してしまう自分を変えるために努力し、今回の合宿で得た学びを胸に、熱意を持って一歩ずつ進んでいきたいと思います。