ヤングセミナー

【レポート】人間塾2023年度第23回ヤングセミナー

2024年3月11日

去る2024年2月29日に、第23回目のセミナーを開催しました。

この日は、4月から入塾してくる予定の第13期生も交えて、在塾生たちと和気あいあいとした雰囲気のなかで、セミナーは進められました。彼らが互いに交わす言葉を聞き、笑顔を見ていると、この若者たち一人ひとりを大切に育てて、荒波が待ち受けている社会へしっかりと送り出していかなくてはならないと私自身強く感じました。

今回のレポーターは、第10期生の末田友太です。是非ご一読ください。

塾長・仲野好重

人間塾第10期生 末田友太
東京農工大学工学部4年

去る2月29日に第23回ヤングセミナーが行われました。今回のセミナーでは、4月から入塾予定である第13期生を迎えて、在塾生との顔合わせが行われました。右も左も分からない13期生はもちろん、その新塾生を迎える在塾生達もどこか緊張しており、ぎこちない空気の中でセミナーは始まりました。

今回は机を円形に並べて、塾生同士が顔を合わせながら話ができるように教室が作られました。まずは全員の自己紹介から始め、全体の緊張を和らげた後、新塾生からの質問や、在塾生から新塾生へ事前に伝えておきたいことがらを話しました。

人間塾2023年度ヤングセミナー:新塾生とご対面!

新塾生とご対面!

そのような中で、ある在塾生は「人間塾では素直でいることが重要である」と、皆に伝えました。人間塾で学びを重ねていく中で、特に重要となるのが自己との対峙です。普段の生活ではあまり省みることのない嘘偽りの無い自分。そこには目を背けたくなるような事実が存在しています。そしてそれらを人前に晒すなどもってのほかと感じるでしょう。

しかしながら、人間塾ではそれが要求されるのです。逃避したくなるような本当の自分の姿を受け止め、真摯に向き合わなければ成長はないと思います。塾長先生や他の塾生から、痛烈な指摘を受けて恥ずかしい思いをしたり、苦しい思いをすることがあります。しかし、そこで自分を取り繕い、現実から目を背けてしまうと成長には繋がりません。恥ずかしい部分こそ隠さずに、「素直でいること」が人間塾ではとても大切であり、成長への鍵となっているのです。

新塾生の中には、恥ずかしがり屋で自分の事を話すことが得意ではないという人がいました。人間塾の先輩としては、困難を乗り越え、立派に成長していってくれることを願うばかりです。

全体での話し合いを終え、続いては複数グループに分かれて再度、新塾生達とざっくばらんに話をしました。お互いの趣味の話などを交えたりしながら、先ほどより気楽に会話を行い、緊張している様子だった新塾生にも笑顔が見られました。

人間塾2023年度ヤングセミナー:楽しくお話

楽しくお話

セミナーの最後には、塾長先生が塾生全体に向けて「人間塾とは物理的な特定の場所を指しているのではなく、人と人の絆を表しています」と仰いました。私は今年度が人間塾塾生としての最後の年となりますが、それは人間塾とのお別れを意味しているわけではありません。人間塾の塾生、人間塾の修了生、人間塾を応援していただいている方々、人間塾に関わる全ての人が私たちの「仲間」です。そして、この世界を良くしようと志す「同志」でもあります。辛く苦しい時でも頼れる仲間が必ずいる、その絆こそが人間塾なのです。

今の世の中では、お金や数字などといった目に見える物ばかりが重要視されがちです。しかし、この先の人生で本当に大切な宝物となるのは、人間塾で得た学び、そして人との繋がりだろうと私は思いました。

いよいよ今年度のセミナーは残すところあと1回となりました。塾生全員が無事にこの1年間を修了できるように、最後の最後まで気を抜かずに人間塾と向き合っていきます。



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