ヤングセミナー
【レポート】人間塾2023年度入塾式・始業式
2023年4月17日
2023年4月9日は、人間塾の第12回入塾式・始業式でした。関係者の皆様、塾生、修了生が一堂に会し、ほぼ満席の状況で開式を迎えました。
個性豊かな新入塾生である第12期生11人。先輩塾生は5人ですので、下剋上にならないように、上級生は心して頑張ってください。そして12期生は個性を余すことなく発揮して何ごとにもチャレンジしてください。
今回のレポーターは、第9期生の山本天智です。
皆様、是非ご一読ください。
塾長・仲野好重
人間塾 第9期生 山本天智
(国際医療福祉大学5年)
去る4月9日、暖かな春の日差しのもと、2023年度第12回入塾式・始業式が挙行されました。今回の式にも井上さんや役員の方々をはじめ多くの方にご参列いただき、活気のある賑やかな式となりました。
今年度は新たに11名の12期生が入塾いたしました。当日は皆少し緊張した面持ちで式に臨んでおりましたが、自己紹介の際にはそれぞれ塾生としての決意を元気よく述べておりました。
式辞に際し仲野塾長は ”negative capability” 「受動的能力」という言葉を私たちに教えてくださいました。”negative”と聞くとマイナスなイメージをしがちです。しかし、”negative capability”とは決して否定的な意味の言葉ではなく、不確かな状況や困難な状況において、すぐに事実や答えを求めるのではなくその不確実さの中でじっと耐えたり我慢できる能力のことだと、仲野塾長は教えてくださいました。そしてその能力は昨今の困難な社会を乗り越えていく上でもっとも必要とされている能力だとおっしゃいました。
その後、誓いの言葉では新入塾生を代表して第12期生の貞包君が、これからの人間塾での学びに対する心構えを誓いました。彼は「なりたい自分になるのではなく、ならなければいけない自分になる」という仲野塾長からの言葉を胸に自らの弱点と向き合い、困難なことも乗り越えていくことを溌剌と述べました。
私たちの生きる社会は多くの不条理や困難であふれています。特に昨今は社会における様々な側面におけるもろさが露呈し、これまで以上に不確かな世の中となっているのではないでしょうか。しかし人間塾ではそんな不確かな社会の中でも自らの信念を忘れず、「世のため人のため」を胸に生きていくことの大切さを常に教えています。
仲野塾長の式辞、貞包君の誓いの言葉を聞き、さらには忙しい中駆けつけてくれた修了生の姿を見て、私はそんな稀有な人間塾の存在を改めて実感し、困難を前にひるむことなく立ち向かっていこうと気持ちを新たにしました。
さて、この日は入塾式であるとともに2023年度の始業式でもありました。私は今年度で塾生として4年目を迎え、最上級生となりました。これまで以上に塾生としての責任を感じるとともに、これまでの3年間を振り返りつつ今年度は人間塾でどんな学びや経験が待っているのだろうかとワクワクした気持ちになっております。
多くの方が応援してくださっていることに感謝し、また一年間、塾生一同それぞれの目標に向かって邁進してまいります。