ヤングセミナー
【レポート】人間塾2023年度 人間塾カレッジ第二日目
2024年1月7日
去る1月7日に、人間塾カレッジ第2日目が開催されました。
前日同様に、多岐にわたるテーマの授業が用意され、大変面白いものばかりで、新たなことを知る機会となりました。最後に参加者全員による投票が行われ、今年度の最優秀賞は髙瀨玲也君の「図書館について」の授業でした。工夫ある授業で参加者たちから大変高い評価を受けました。
今回のレポーターは、第9期生の山本天智です。是非ご一読ください。
塾長・仲野好重
人間塾 第9期生 山本天智
(国際医療福祉大学5年)
1月7日、人間塾カレッジ第2日目が開催されました。
この日は午前に3コマ、午後に2コマ、計5コマの授業が行われました。それぞれ発表者と授業タイトルは、第12期生若林歩花『美しい日本の伝統食材∼生麩∼』、第11期生橋沼黎『日本の山に潜む危険』、第12期生永井真奈『古くさくない!焼きものの世界∼有田焼に注目して∼』、第10期生末田友太『実践型ツボ押し健康生活』、第9期生山本天智『そうだったのか!カレンダーの世界』でした。今回はなかでも印象に残った二つの授業についてご紹介します。
この日の最初の授業は、第12期生の若林歩花さんによる『美しい日本の伝統食材∼生麩∼』でした。彼女が幼少期に出会った生麩の魅力を、スライドを用いて私たちにわかりやすく紹介してくれました。私自身この授業を受けるまで生麩という食材を知らなかったのですが、生麩は京都の伝統食材として古くから広く和食に用いられてきたそうです。そして、その製造工程のほとんどが京都の職人によって手作業で行われているということが非常に印象的でした。授業の後半には実際に生麩の試食も行われ、そこでは若林さん自身が手作りしてきた生麩料理を二品いただきました。
実際に食してみると、独特の「もっちり」とした食感と味付けが抜群に美味しく、皆が舌鼓を打っていました。生麩の魅力がよく伝わってくる人間塾カレッジらしい授業でした。
午後の最初の授業では第10期生の末田友太くんによる『実践型ツボ押し健康生活』と題した「ツボ」に関する授業が印象的でした。末田くんのユーモアを交えたツボの解説と、実際に皆でいくつかのツボを押してみるというユニークな授業スタイルで、昼食後の眠気もすぐに吹き飛んでしまいました。ツボの部位によって効果効能も異なるそうで、今回は末田くん一押しの4つのツボを教えてくれました。
ツボは伝統的な東洋医学に属した分野で、その効果も公式に認められているそうです。午後からは修了生の蘆川堯さん、佐藤仰さんも参加され、ツボ押しの効果で普段の疲れも解消されたのではないでしょうか。こちらもまた実践を交えた人間塾カレッジらしい授業でした。
今回の人間塾カレッジでは第12期生の永井さんと島田君がそれぞれリーダー、サブリーダーを務めてくれました。二人とも自らのカレッジの授業があり、さらに今年度はZOOMによる授業配信もあって、準備など例年以上に大変だったと思います。しかし、そのような状況の中にあっても、カレッジ全体の運営をよく取り仕切ってくれました。
私自身にとっては三度目の人間塾カレッジとなりました。毎回授業の準備は大変ですが、授業をしているときの参加者の反応や感想をもらうことがとても嬉しく、また自らの専門ではないテーマを調べて学ぶ機会として大変貴重なものとなっております。
今年度もどの授業をとってみても、塾生の創意工夫が溢れた魅力的な授業ばかりでした。また来年度の人間塾カレッジも今から楽しみにしています。