ヤングセミナー
【レポート】人間塾2022年度第18回ヤングセミナー
2022年12月19日
去る2022年12月8日にヤングセミナーを開催しました。塾内では、クリスマスツリーが出されました。アドベントカレンダーも飾られて、いよいよ年末の雰囲気に満たされてきております。
セミナーでは、翌々日に控えている「クリスマスディナーの夕べに」ついて、マナーの説明とクリスマスの歴史的背景を話しました。
今回のレポーターは第11期生の宇山飛鳥です。
是非ご一読ください。
塾長・仲野好重
人間塾 第11期生 宇山飛鳥
(東京大学2年)
去る12月8日に、第18回ヤングセミナーが行われました。このセミナーで仲野塾長は、12月10日のクリスマスディナーに向けて二つのお話をしてくださいました。
一つ目は、マナーは何のためにあるのか、というお話です。
仲野塾長は、食事のマナーは自分のためではなく、一緒に食事をとる人のためにある、と仰いました。
もし、私たちが一人で生きているのならば、他の人に配慮をする必要はありません。しかし、私たちは一人で生きているのではなく、周りの人々との交流の中で生きています。共に生きている人々と友好的にそして居心地よく時間を共有するためにマナーが必要なのです。また、周りの人への配慮だけでなく、その場にいるすべての人が誰一人もれることなく楽しむための工夫が必要だと、塾長は仰いました。
クリスマスディナーの日だけでなく、普段から周囲の人々に気を配り、その場にふさわしい立ち振る舞いができる人間になりたいと思いました。
二つ目のお話は、クリスマスについてです。
クリスマスはイエス・キリストの誕生を祝う日とされています。塾長はそこからさらに話題を広げ、イエス誕生の歴史的背景やその意味についてお話しくださいました。当時、最も貧しい暮らしを送っていた人たちの中に「羊飼い」という職業がありました。実は、イエスの誕生をはじめに知った人々は、羊飼いだったのです。一般的に「赤ちゃん」には「希望」のイメージがあります。つまり、イエスという赤ちゃんの誕生は、苦しく貧しい生活をしていた人々への「希望」のプレゼントであっただろうと考えられるのです。
クリスマスのプレゼント交換で、受け取る相手の気持ちを思いやり、その人が必要としているもの、求めているものを贈る風習は、イエスの誕生に深く関わっている文化だと教えていただきました。
12月10日のクリスマスディナーでは、プレゼント交換の時間が設けられています。今回のセミナーで学んだことを胸に刻み、誰の手に届くかわかりませんが、その誰かのことを考えてプレゼントを贈ろうと思います。
今回のセミナーを通して、食事のマナーや他者への配慮、クリスマスの背景、そしてプレゼントの意味など様々なことを学ぶことができました。クリスマスディナーという機会をいただけることに、感謝の気持ちで胸がいっぱいになりました。そして、常日頃から他者への思いやりの気持ちを意識しながら生活していこうと決意しました。