ヤングセミナー
【レポート】人間塾2022年度第17回ヤングセミナー
2022年12月12日
2022年11月24日に、今年度2回目となる、髙橋珠翠先生による書道研修を行いました。年賀状などの季節の挨拶を意識して、一文字一文字、丁寧に書くことを学びました。
塾生たちのほとんどは、日ごろ、筆を持つ機会がありません。しかし、心を込めて手で書く文字は、パソコンやスマホで打ち込む文字とは、味わいも印象も異なります。素晴らしい日本文化である「書道」の経験を、塾生たちにも持ってほしいと願っております。
今回のレポーターは第11期生の北島真綾です。
是非ご一読下さい。
塾長・仲野好重
人間塾 第11期生 北島真綾
(千葉大学2年)
去る11月24日に、第17回ヤングセミナーが行われました。今回は今年度2回目の書道研修で、髙橋珠翠先生が美しい文字の書き方についてご指導くださいました。新しい年を迎える日が近づいていることも踏まえ、私たち塾生は、年賀はがきの文章や自分の名前の練習をしました。
塾生の中には、思っているように上手に文字が書けず苦戦している人もいました。しかしそのような塾生にも、珠翠先生は塾生の書の良い部分を褒めて伸ばしてくださいます。さらには、改善の余地がある部分を丁寧に教え、美しいお手本の書を各塾生のノートに書いてくださいます。実際に、私も文字のバランスが難しくて困っていたところ、筆を垂直に立てて細い線を書き、漢字の「へん」と「つくり」の境目を意識することで、すっきりとした読みやすい字が書けるようになると教えてくださいました。珠翠先生に教えていただいた点を意識して再び練習をすると、書道研修がはじまったときよりも美しい字が書けるようになりました。
パソコンやスマートフォンで文字を打ち込んで書くことが多くなった現在では、筆ペンを手に取って文字を書く機会はあまりありません。そんな中、今回の書道研修では、集中して手で文字を書き、自分の字を見つめることで、喧騒を忘れじっくりと自分自身にも向き合うことができました。また、自分の手で筆先に心を込めて字を書くことは、誰かに思いを伝える上でとても大切なことだと思いました。年賀状など誰かに思いを伝える際は、一文字一文字に日頃の感謝の思いを込めて文字を紡ぎたいと思います。
またセミナー後に塾生は、一カ月後に訪れるクリスマスを前に胸を躍らせながら、ツリーの飾り付けなどを行いました。人間塾がクリスマスの雰囲気に色づいていき、人間塾に関わる皆様とあたたかいクリスマス・シーズンを迎えることができることを嬉しく思いました。人間塾では今回の書道研修やクリスマス・ディナーのように様々な教養を学ぶ機会をいただくことができ、とてもありがたいです。恵まれたこの環境への感謝の気持ちを忘れずに、教えていただいたことを日頃から実践することで感謝の気持ちを行動に移したいと思います。
最後になりますが、私たち塾生をご指導くださった髙橋珠翠先生に心から感謝申し上げます。ありがとうございました。
