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【レポート】人間塾2022年度第11回修了式

2023年3月18日

2023年3月12日に、第11回一般財団法人人間塾の修了式を終えることができました。関係者の皆様、ご支援くださっている多くの方々に、心から感謝申し上げます。

今年度は7名の修了生を送り出しました。皆、それぞれに個性豊かな人物です。社会に出ていく彼らに心からのエールと、いつでも戻る場所があることを伝えたいと思います。

今回のレポーターは、第7期生の松田怜奈です。4月から医師として勤務いたします。

是非ご一読下さい。

塾長・仲野好重

人間塾 第7期生 松田怜奈
(日本大学6年)

去る2023年3月12日、一般財団法人人間塾第11回修了式が挙行されました。段々と、新型コロナウイルス感染症が収束してきている状況ではありますが、万全の感染症対策の上、多くの役員の方々や修了生の先輩方が駆けつけてくださいました。今年度は、私を含め7名の塾生が修了いたしました。

式典は、仲野塾長の開式の辞から始まりました。仲野塾長は、ロシアによるウクライナ軍事侵攻などの昨今の世界情勢を鑑み、「今の社会のように、言い訳をつけて無理やり主張を押し通したり、安きに流されてしまってはいけない」と教えてくださいました。この言葉は、安きに流れる社会の一部になってしまった時期があった私自身の胸にとても響きました。私たち塾生は、塾生としての誇りを胸に、どんな時もぶれずに、自分が貫かれたものに対して真摯に向き合っていかなければならないのだと改めて強く思いました。

続いて、同窓会会長の森内勇登さん(第2期生)からもお言葉を頂戴しました。森内さんは、修了する塾生に対し、「使命を体現するスタートラインだ」とおっしゃいました。

私たち塾生は、今まで「生きるとはなにか」「自分の使命とはなにか」という問いに対して向き合ってきました。また、人間塾は社会で羽ばたく前の練習の場であり、何かに躓いた際は、仲野塾長や壺井専務理事が温かく見守り、乗り越えるべき壁や進むべき道を示してくださっていました。しかし、社会に出てからは、今まで学んできたことを胸に自らの力で羽ばたき、自身の生き方を貫かなければなりません。社会の厳しさを経験した、人生の先輩からのお言葉を聞き、社会に出てからこそが本番なのだと、身が引き締まる思いでした。

修了式では、修了証書の代わりに、仲野塾長から「書」をいただきます。7名それぞれの書に込められた、仲野塾長との時間や思いに触れ、修了する塾生全員が仲野塾長の溢れんばかりの愛を改めて感じた瞬間だったと思います。

人間塾2022年度第11回修了式:覚悟を持って

覚悟を持って

私がいただいた書は、「締」(テイ・締める)という字でした。私は、在塾した5年間、自分に対する甘さを捨てきれずにいました。また、自身の課題を認識してはいたものの、それを改善する行動をとっていなかったという事実に最後の最後まで気づきませんでした。しかし、4月から医師として、患者さんの命を預かる私には、自分への甘さなど許されません。自分の人生を捧げる覚悟で患者さんに向き合っていかなければならないと思っています。いただいた言葉を常に心に留め、自分を律しながらこれからも世のため人のために精進してまいります。

井上和子様、仲野塾長、壺井専務理事をはじめ、人間塾に関わってくださっている多くの皆様には、感謝の気持ちで一杯です。人間塾での学びを胸に、より豊かな社会に貢献するために、自分の能力や可能性を惜しみなく発揮し、一歩一歩進んでいくことをここに誓います。

人間塾2022年度第11回修了式:言葉を胸に
言葉を胸に


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