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【レポート】人間塾2022年度軽井沢合宿三日目

2022年10月8日

2022年9月25日は、軽井沢合宿の最終日でした。

前日まで雨が降っていましたが、最終日は晴天に恵まれました。軽井沢在住の人間塾理事・大内一之さんと葉子夫人も駆けつけてくださり、合宿最後の締めくくりを行いました。

レポーターは第10期生の藤原三千花です。
是非ご一読ください。

塾長・仲野好重

人間塾 第10期生 藤原三千花
(国立音楽大学4年)

9月25日、軽井沢合宿はいよいよ最終日を迎えました。3日間を締めくくる日ということで、どこか緊張感が漂う中、最終セッションは始まりました。

人間塾2022年度軽井沢合宿:想いを語る塾生

想いを語る塾生

仲野塾長は、まず「人生は選択の連続である」というお話をしてくださいました。人生において選択を迫られる局面は多くあります。そのとき、自分で考えて自分で選ばなければならないと仲野塾長は仰いました。自分で選ぶということは、どのような結果になっても責任を全て自分が負うということでもあります。

自分でよく考えて選んだならば、その責任を受け入れる覚悟はできていると私は考えます。というのも、私は就職先を選択する際に「自分が最も大切にしたいものは何か」と自分に問いかけ、吟味して選ぶようにしました。もし人の意見を判断の軸としていたならば、障壁にぶつかったときに「自分で選んだ道ではないから」と逃げてしまっていたかもしれません。自分で選んだ道だからこそ、たとえそこにどんな困難が待ち受けていても、向き合う覚悟を決めることができるのではないかと思います。

これからも他者の意見に耳を傾けて十分に検討したうえで、最終的に決断を下すのは自分だということを忘れないようにしたいです。

人間塾2022年度軽井沢合宿:想いを語る塾生

大内さんとの歓談

また、仲野塾長は何かを選ぶ際に必要な視点を、枝の例えを用いてご説明くださいました。一本の樹から無数に枝が伸びている時、それらの全てをのばし育てることはできません。良い枝をのばすためには、他の枝を切らなければならないのです。このことから、ときには諦める勇気を持つこと、そして最善の選択肢を選ぶ力を養うことが大切であると学びました。

その後、合宿のまとめとして分かち合いが行われました。今回の合宿での気づきや今後の課題について、塾生全員が想いを語り、仲野塾長からアドバイスをいただきました。人に支えられている実感を持って生きていくことを決意した塾生もいれば、自分は生かされてここに在ると気づいた塾生もいました。

私が今回の合宿を通して学んだことは、自分が遥か昔から流れる人類の大きな物語から見ると、ほんの小さな存在に過ぎないということです。しかし、この世に生まれてきたことには何かの意味があって、その一度しかない人生を後悔なく生きるために自分の持てる力の全てを他者のために使おうと思い至ることができました。

人間塾2022年度軽井沢合宿:集合写真

集合写真

今後の課題は「一度こうだと決めた道を信じて突き進む」性格をいい方向に生かすということです。疑わずに進むというのは強みでもあり、弱みでもあります。一歩間違えれば、誤った方向に突き進んでしまう恐れもあるからです。自分のそういった特性を十分に認識したうえで、進むべき方向を見極める力を養っていきたいです。

この軽井沢合宿は半年間の学びを振り返るとともに、新たなスタートでもあります。合宿で得た学びを糧にして、今の自分からもっと成長できるように精進してまいりたいと思います。



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