ヤングセミナー
【レポート】人間塾2021年度第21回ヤングセミナー
2022年2月7日
人間塾 第9期生 山本天智
(国際医療福祉大学3年)
1月27日、2022年に入って2回目のセミナーが行われました。感染症対策により対面参加とオンライン参加の塾生に分かれての開催でした。
ヤングセミナーも今年度は残すところあと4回になりました。今回のセミナーではこれまで何度も取り上げてこられた「使命」について再び考える機会を得ました。
セミナー冒頭で塾長は、今一度「自分とは何か」を深く考えてみなさいと塾生に問われました。私たちは自分の存在意義を考え、人生を様々な角度から見つめながら自らの使命を探し求めていかなければなりません。自分にしかできないこと、自分に課せられたこと、自分がしなくてはいけないことは何であるかを、日々考えて続けていくことが大切だと話されました。そして、それを諦めずに継続することで、段々と自らに与えられた使命の輪郭がはっきりしてくると塾長は仰いました。そして自らの人生を「楽観的過ぎず、しかし同時に悲観的過ぎず」うまくバランスを取りながら眺めることで実り豊かな人生となっていくと話されました。
いろいろな視点から自分を見つめるとは言え、人は誰しも自分では見えない部分や気づきにくい点、受け入れがたいところも多々あります。私たち塾生にとって、お互いに忌憚なく長所も欠点も指摘し合える場所が人間塾であると思います。また私は完璧な存在ではありませんので、指摘してもらった自らの短所や欠点の修正を生涯にわたり繰り返していくのだと感じました。
さらに塾長は、与えられた使命を果たすために私たち自身の適性を探し続けなくてはならないと仰いました。社会をよりよくするため、自分の中に秘められた能力や可能性を探し、使命を果たすための手段や方法を確立していくという意味です。社会の風潮に惑わされることなく、自分の進むべき道、方向性を見極め、責任を持ってその道を進んでいくために、私たちは今人間塾で学んでいます。このお話を聞いて、私は今学んでいることにより一層責任を持たなければならないと、身の引き締まる思いがしました。
最後に塾長は私たち塾生に「自分とよく向き合って豊かな人生を送り、周りの人の人生も豊かにできる人物になってほしい」と仰いました。塾長によると、40歳になってからが人生の本番なのだそうです。それまでの間にたくさん悩み、もまれ、苦しい経験をすることで、40歳から始まる人生がより豊かになるのです。
最後に「人生はいつでも、何度でも描き直すことが出来る」と、私たちにエールを送ってくださいました。やり直しのできない人生なんてない、というのが塾長の持論です。
私は人間塾に入塾して2年目ですが、今年度もたくさんのことを学んできました。年度末まで残すところあと僅かですが、1年間学んだこと、成長したこと、至らなかったところを真剣に振り返り、最後まで貪欲に成長していきたいです。