ヤングセミナー
【レポート】人間塾2021年度第18回ヤングセミナー
2021年12月27日
人間塾 第10期生 菊川真咲
(星薬科大学4年)
12月9日、第18回ヤングセミナーに出かけていきますと、人間塾会員の皆様や役員の皆様から頂いたお菓子の数々、そして手作りのトートバッグが私たちを待っていてくれました。全国からお寄せ下さった私たち塾生へのお心に深く感謝申し上げます。
さて、12月最初のセミナーは、クリスマスについてのお話でした。「クリスマスはどのような日ですか?」という塾長の問いかけから始まり、イエスの生涯や当時のユダヤ人の生活について話してくださいました。その中で、預言者であるイエスが貧相な馬小屋で産まれたことなどを例に挙げ、聖書やキリスト教の教えには逆説が多いとご説明くださいました。一見恵まれていないように見えても、それには大きな意味があると教えてくださいました。だからこそ、どのような状況でも日々一生懸命に生きることが大切であると思いました。
塾長の話を聞いて、私がこれまで必死になっていたのは何であったかを考えました。心のどこかで「学生」であることに甘え、興味のあることや勉強だけに真剣に取り組み、それ以外のものには線引きをして、触れないようにしていたように思います。視野を広げようと努力していた「つもり」で、実際は中身が伴っていなかったことに気付きました。積極的に飛び込んでいくことや行動力が課題であると実感しました。
その後、クリスマスに関連して、贈り物についてもお話がありました。塾長は、O・ヘンリー著の『賢者の贈り物』をご紹介され、「贈り物=giftの背景にあるものは、自分にとって最も大切なものを手放してでも、相手に一番ふさわしいものをプレゼントするという想いなのではないか」とおっしゃいました。そして、「人生は贈り物でできている。第一に、親から命を頂き、今こうして存在している。クリスマスは両親をはじめ、今まで頂いた贈り物に感謝する日である」と続けられました。
これまでを振り返って、たくさんの人からの思いや支えによって過ごしてきたこと、人間塾での活動や日常生活の有り難さにも気づきました。当たり前に感じていた日々はすべて貴重であり、それはこれから過ごす時間においても同じだと思いました。これまで雰囲気だけを楽しんでいたクリスマスでしたが、今年からは家族や周りの方に自分の言葉で感謝の気持ちを伝えようと思います。そして、頂いた一つ一つの想いに感謝し、周囲に対して自分のできる精一杯のことを贈れるような、中身のある人になりたいと強く思いました。