ヤングセミナー
【レポート】人間塾2021年度第14回ヤングセミナー
2021年10月28日
人間塾 第10期生 末田友太
(東京農工大学2年)
10月14日に第14回ヤングセミナーが行われました。人間塾第9回シンポジウムまで2週間を切り、塾生たちはみんなどこか落ち着かない様子でした。そんな中、今回のセミナーには第6期生の落合悠人さんがいらっしゃいました。落合さんはある有名人のモノマネを披露してくださり、人間塾は爆笑の渦に巻き込まれ、シンポジウムへの緊張も和らいだところで今回のセミナーは始まりました。
第14回セミナーのテーマは「私たちは将来何ができるのか」でした。通常、私たちは「あなたは将来何ができるのか」と問われたときに、つい「何」というwhatの部分に囚われがちです。そんな私たちに塾長先生は、大事なことは「なぜそれをやるのか」というwhyの部分と、「どうやってやるのか」というhowの部分だということを教えてくださいました。
今の社会では、結果や数字ばかりを追い求めている企業や人々が多くいます。しかし、結果だけを見ていては、良い社会を作っていくことはできません。その結果に至る道をしっかりと考えてこそ、良い結果、良い社会が作られていくということを学びました。私も「良い社会を作りたい」という志を持つ者として、結果の部分だけに囚われるのではなく、過程についても思いを馳せられるよう心掛けていきたいと思いました。
また今回のセミナーでは物事の意味を考える重要性も学びました。塾長先生は、人生には偶然の出来事に見えたとしても、すべての物事に意味があるとおっしゃいました。人間はだれしも、失敗したり、物事が行き詰ったりすることはあります。しかしながら、そういった時にただその失敗した結果を眺めているだけでは前に進むことはできません。すべての失敗にも必ず意味があります。私自身も一つの失敗で思い悩んで、立ち止まってしてしまうことが多くあります。そのような自分や塾生に対して、なぜ失敗したのかをよく考え、常に前進していかなければならないという塾長先生からの応援メッセージが込められているような気がしました。そして、そのメッセージから私は多くの勇気をもらいました。
セミナーの最後には、塾長先生に「人生とは自分が生きている理由を探す旅である」というお言葉をいただきました。今自分が何をすべきか、将来なにをしていくべきかを考えていくのは当然のこととして、「なぜそれをするのか」「どうやってそれをするのか」をしっかりと考えつつ、全ての物事には意味があるということを意識しながら生きていこうと強く思ったセミナーでした。