ヤングセミナー

【レポート】人間塾2021年度第13回ヤングセミナー

2021年10月11日

人間塾 第10期生 菊川真咲
(星薬科大学4年)

9月30日、第13回ヤングセミナーが行われました。まず、修了生の先輩方が掲載されているマイナビ学生窓口の記事についてのお話から始まりました。記事に載っていらっしゃる先輩方の勇姿を見て、今自分との対話が苦しい状況でも、真摯に向き合い続ければ先輩方のように社会に貢献する姿勢を持ち続けられるのだと思いました。そして、その苦しみさえも楽しんで、自分なりの答えを見つけようと前向きな気持ちになりました。

その後、塾生が塾長の著書『スカラーシップで大学生はこんなに変わる(ファーストプレス発行)』を事前に読んだ上で、それぞれ印象に残った部分やどのように感じたのかを話し合いました。

ある塾生は、本の中で紹介されているマザーテレサの言葉について、「軽井沢合宿で学んだ大きな志を追い求めることに加え、身近な人への気遣いなど、今の自分でもできることを実践していくことが大切だ」と感じたそうです。その上で、他者へ心を寄せる際には、行動の軸を相手に移す意識も必要であると、考えを共有してくれました。

また、塾長先生と恩師の速水弥生先生とがやりとりされていた、一生の中で「一番長い旅」が印象に残った人もいました。「頭から腹への旅」を実際に行うことの難しさを感じつつも、目を背けることなく行動しなければならないと感じたそうです。

さらに、自分の能力や可能性を信じて、世のため人のためにそれを発揮することを通じて、「幸せの連鎖」が広がる、という言葉が強く心に響いた人もいました。私もこの箇所を読んだ時に、これまでの行動について問いかけられているように感じたのを思い出しました。


人間塾2021年度ヤングセミナー:それぞれの感想を語る
それぞれの感想を語る
人間塾2021年度ヤングセミナー:聞き手も真剣
聞き手も真剣


最後に、塾長先生は、可能性を信じ続けることの大切さや、人間の不完全さも大切な要素であることを教えてくださいました。そして、forgive(許す)の語源を用いて自分の弱さや他人を許すことの重要性について説明してくださいました。特に、「人間は不完全であるからこそ周囲の人と協力して一人では達成できないことを成し遂げられる」というお話を聞いて、私は、ありのままの自分でいいと心が救われていく気持ちになりました。また、様々な方と協力することの素晴らしさや有り難みを感じました。

本の中の言葉や先輩方の姿は、人生についての問いに向き合っていく中で、今後の心の支えになると思いました。今回のセミナーを通して、このような言葉を含め、人間塾でのご縁一つ一つに感謝して、今まで育ててくれた社会にどのように還元していくか、私なりの在り方を問い続けていこうと気が引き締まりました。



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