ヤングセミナー
【レポート】人間塾2021年度第12回ヤングセミナー
2021年9月27日
人間塾 第10期生 遊馬大空
(日本大学3年)
9月16日に、第12回ヤングセミナーが行われました。人間塾に関わる方々から送られた果物やお菓子をいただき、心もお腹も満たされた中、9月18日から始まる軽井沢合宿について仲野塾長からお話しがありました。
今年度入塾した第10期生にとっては初めての合宿であり、塾長から合宿の目的や心構えについて伺っていると、初めての合宿に胸が弾むとともに、背筋が伸びる思いでした。自分と向き合い、他の塾生と向き合い、学びを深める有意義な時間にしたいと思いました。
また、合宿においてどのようなことを話し合うのか、塾長が説明されました。複数あるテーマの中で、私には「人間としての礼節を持つ」ということ、「自分の言葉を持つ」ということが印象に残りました。
合宿中には、お椀の持ち方、お箸の持ち方をはじめとした食事のマナーについてもご指導を受けることがあります。しかし、大学生となった私たちに改めて礼儀作法を指摘してくれる人はほとんどいません。「マナーを守らない食事の仕方をしていると、あなたたち自身が社会人になった時に恥をかく。社会で認められるには、まず人間としての礼節を身につけていなければならない」と塾長は仰いました。
私は、自分が食事をする際に正しく美しい姿勢だったかを振り返り、家族の前や人に見られることのない一人の時は、マナーに対する意識が薄れていたと思いました。食事のマナーはもちろん、社会人となり恥をかくことのないように、日々礼節を重んじて過ごしたいと思います。また、塾長は私たちが立派な人間となれるように本気で育ててくださっているということを強く実感しました。
もうひとつの「自分の言葉を持つ」は、今までのセミナーでも触れられてきたテーマでした。感謝の気持ちを伝える時も、ただ「ありがとうございます」だけでなく、自分が相手にして頂いたことで自分にどのような変化があったのかを考えること。どのように助けられたのかを、ありのままに伝えることで、相手の心に沁みる言葉を紡ぐことができると思います。自分の気持ちを相手にわかりやすく伝えるのは簡単なことではありません。しかし、だからこそ、相手の心に届く自分の言葉を持つということには大きな意味があり、人間としての魅力や人格の深さが表れるものだと思いました。
これらのテーマを合宿ではより深く語り合い、自分自身、塾生同士が新しい発見や気づきを得られるように取り組んでいきたいと思います。少しずつ軽井沢合宿の全体像が見えてきた中で、真摯に学び成長したいという気持ちが強まりました。