ヤングセミナー
【レポート】人間塾2021年度第10回ヤングセミナー
2021年8月23日
人間塾 第7期生 松田怜奈
(日本大学5年)
2021年8月12日、第10回のヤングセミナーが行われました。
この日は、ある修了生の方々についてのお話から始まりました。数年前まで人間塾で学び、現在社会に羽ばたいている2人の修了生から、先日出版された塾長の本『スカラーシップで大学生はこんなに変わる(ファーストプレス)』について塾長に連絡があったそうです。修了生のお話を聞いたことで、学生の私たちからすると、一見立派に見える修了生も、悩み揺れているということを知りました。そして、人の学びに終わりはなく、一生変化し続けていくのだということを痛感しました。また、何かあった時に、帰ってくることができる人間塾という場所があるということに、改めて感謝の気持ちでいっぱいになりました。
その後、シンポジウムのリーダーたちからの希望で、「私たちは、どう生きていくのか?」をテーマに塾長がお話ししてくださいました。
塾長が育った環境や、経験してきたことなどを踏まえ、そこから得た沢山の学びや気づきを教えてくださいました。今まで知らなかった塾長のお話に、私たち塾生も自然と話に引き込まれていきました。
小学校、中学校、高校と時系列でお話ししてくださいましたが、中でも塾長が中学3年生から高校1年生の頃のお話が印象に残っています。その当時、塾長は「生きている意味は何なのか?人生には何の意味があるのか?」と常に悩んでおり、精神的に不調になったそうです、そこで出会ったある医師から、「今悩むのは当然のことだ。思春期なのだから。今、とことん考えで悩んでも大丈夫。それくらいでは死なないから」という言葉を言われたそうです。
この言葉を聞いた時、塾生である私たち自身にも投げかけられた言葉のように感じました。私たち塾生は、ご縁に恵まれ、人間塾という環境で学び、日々自分の課題に向き合い、様々なことに気づきを頂いています。しかし、このような貴重な気づきや学びは、今人間塾で学んでいるからあるのであり、社会に出た後ではなかなかそのような機会に恵まれないと思います。
今しかできないことだからこそ、精一杯自分と向き合い、自分の課題からも目を背けず、覚悟を持って邁進していかなければならないのだと改めて強く思いました。何事にも覚悟を持って挑み続け、自分の大切な軸や価値観を、柔軟性を持ちながらも、強固なものにすることができるよう、日々立ち向かっていきたいです。
この日は、セミナー終了後、大掃除を行いました。人間塾では、年に3回大掃除が行われますが、セミナー室を始め、集いの間や事務局などを、日々学ばせていただいていることに感謝しながら一生懸命に掃除をしています。
大掃除が終わると、皆、心も顔をすっきりとしたように感じられ、気持ちも新たに夏休みを迎えることができる日となりました。
※仲野塾長の書籍「スカラーシップで大学生はこんなに変わる」のご案内