ヤングセミナー
【レポート】人間塾2021年度第2回ヤングセミナー
2021年4月27日
人間塾 第7期生 小川大介
(筑波大学3年)
去る4月22日に第2回ヤングセミナーが行われました。今回のセミナーではお遍路合宿の中止、ファーストステップ基金、シンポジウムついての説明がありました。
ゴールデンウィークに予定されていたお遍路合宿ですが、新型コロナウイルスの第4波の影響により中止になりました。お遍路合宿を楽しみにしていた塾生も多く、悲しいお知らせとなりました。そして、塾長先生からお遍路合宿の代わりに読書会が開催されることが周知されました。カレル・チャペック著「白い病」が全員の課題図書です。
また、今年度の初めにBS制度(brothers&sisters制度)という上級生と下級生を組み合わせたグループが6組作られました。この制度は入塾したての10期生が人間塾に早く馴染む手助けをする目的で作られました。このグループごとに別々の課題図書が決められました。この課題図書を読みオンラインで議論を行うことになりました。
現在、新型コロナウイルスの影響で、今まで可能であったことが大きく制限されています。この制限の中でできる限りのことを尽くしていくことが塾生に求められていると感じます。
また、ファーストステップ基金の応募者が募られました。ファーストステップ基金は20万円を限度額として塾生、修了生が新しいことへ挑戦する資金を提供するという制度です。過去にはフードマイスターの資格取得、水難事故のレスキューの資格取得、ラオスへの医療研修などが採択されています。在塾生に対して積極的に物事を学ぶ非常に良い機会であることを塾長先生は話されました。また、過去に基金に採択された塾生からも経験をお話ししていただきました。
最後に、今年度のシンポジウムの開催周知と話し合いが行われました。シンポジウムは人間塾外の参加者が、人間塾で塾生が学んでいることを共有するために始まった、塾生主体の行事です。今回は、シンポジウムを体験したことのない10期生にシンポジウムとは何か、シンポジウムの歴史を伝え、シンポジウムでやりたい仕事、疑問点の聞き取りが行われました。
今年度のセミナーは2回目となりました。今年度も新型コロナの影響を大きく受ける1年となりそうです。しかし、その影響をしなやかに受け止めて、塾生が積極的に様々なことに取り組む1年となることを祈っています。