ヤングセミナー

【レポート】人間塾2020年度第26回ヤングセミナー

2021年3月12日

人間塾 第9期生 山本天智
(国際医療福祉大学2年)

3月4日、今年度最後のセミナーが開催されました。緊急事態宣言下、オンラインで始まったセミナーですが、コロナ禍により様々な制約があった今年度もあっという間に終わろうとしています。セミナーでは、充実感と共に少し寂しい雰囲気も漂っていました。

セミナーの冒頭で塾長はまず「この1年間の人間塾での日々にタイトルをつけてください」と塾生に問いかけました。塾生はそれぞれ1年間を振り返り、「雨にも負けず・エピソード0」や「Let’s go」といったユーモアのあるものが発表されました。また、「さなぎ」や「白夜」といった裏に深い意味が込められているものもあり、大変興味ある発表でした。

人間塾2020年度ヤングセミナー:今年のタイトルは...

今年のタイトルは…

ある塾生は「循環」というタイトルを挙げました。その塾生はこの1年間を振り返り「塾長に指導され、それを直したつもりでも、また同じようなことを塾長から指導される。繰り返しばかりで、同じところを何度も回っていたからこのようなタイトルにしました」と振り返りました。それに対し塾長は「同じところを回っているようで、人間の発達は螺旋を描いている。よって、実はわずかずつ日々成長しているのだ」と仰いました。私たちは普段あまり成長を実感しませんが、気づかぬうちに少しずつ前に進んでいるのだと思いました。1年の振り返りの最後にタイトルをつけたことで、とても良い締めくくりとなりました。皆さんの今年度のタイトルは何でしょうか?

続いて塾長は使命のお話をされました。私たち塾生は使命とは何かを考えながら、この一年を過ごしてきました。段々自らの使命の輪郭が見えてきた塾生もいれば、暗中模索でもがき続けた塾生もいました。セミナーで塾長は「使命を求めていること、自らの使命が何かを真剣に考え悩んでいること自体が大切だ」と仰いました。私たちは、一度自らの使命について考え始めたら、それを知らなかった時には戻れないのです。使命について考え、世の中のために力を発揮する。そのような人が一人でも多くなることで、この世界は良くなっていくのだと塾長は仰いました。そして最後に「使命に向かって生きることの覚悟はできていますか?」と塾生に問いかけられ、今年度最後のセミナーは終了しました。

沢山の困難があったこの1年間、本当に多くのことを人間塾で学びました。そして私たちは多くの方々に支えられ、応援して頂いているのだということも実感しました。

人間塾という学びの場、憩いの場を提供してくださっている井上さん、仲野塾長、壺井さんをはじめとして、応援してくださっている皆様には感謝の気持ちでいっぱいです。今年度が無事に終わることに感謝しつつ、また来年度も心を新たに精進していきたいと思います。

人間塾2020年度ヤングセミナー:最後まで笑顔で
最後まで笑顔で




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