ヤングセミナー
【レポート】人間塾2020年度第16回ヤングセミナー
2020年10月24日
人間塾 第7期生 松田怜奈
(日本大学4年)
2020年10月15日、人間塾第16回ヤングセミナーが行われました。約2か月ぶりに、1日の新型コロナウイルス感染者数が280人を超えたこともあり、今回もソーシャルディスタンスを保ちながらの対面セミナーとなりました。
シンポジウムまで残り3日となったため、今回のセミナーは、塾生全員で、シンポジウムに対する思いを確かめ合うところから始まりました。
人間塾の1期生と2期生が、「人間塾で考えたこと、語り合っていることを、塾生間だけで留めるのではなく、もっと外へ発信したい」という思いから始まったのが、今年第8回目を迎えるシンポジウムです。しかし、私達塾生は討論中の役割を全うすることばかりを考え、議論を円滑にするテクニック面に目がいきがちでした。シンポジウムの本来の目的を忘れかけていたのです。思い返せば、今年度のシンポジウムのサブリーダーである私自身も、シンポジウムを上手く開催するという形にとらわれ、本質を見ていなかったことに気づかされました。
塾長にシンポジウムを行うようになった経緯、先輩塾生の思いなどをお話しいただき、気持ちを入れ替えて全力でシンポジウムの成功のために頑張らなければと強く思いました。シンポジウムに対する熱量がバラバラであった私達に対し、塾長は「誰かがやってくれると思ってはいけない、だれ一人欠けてもだめだ」と諭されました。
これを聞き、私は今までの自分の行動を振り返りました。すると、リーダー陣としても、「私以外のリーダー陣2人がいるから大丈夫」という甘えや妥協がありました。また一塾生としても自分で限界を作り妥協してしまうことも少なくなかったように思いました。塾長のお話を聞き、常に「これ以上できない」と思うところまで、最大限に、自分の力を発揮してこそ意味があるのだということを改めて痛感しました。
シンポジウムへの思いを確かめ合った後、塾長はヨハネの黙示録第3章16節の言葉を紹介してくださいました。「熱くも冷たくもなく、なまぬるいので、わたしはあなたを口から吐き出そうとしている」という言葉です。「中途半端でなまぬるいままでいいのか」と問いかけられている言葉でした。この言葉を聞き、自分の信じる道や夢に向かって、まっすぐ生きることの大切さを痛感し、中途半端でずるい行動はやめ、本気で「やらなければならないこと」に向き合おうと強く心に決めました。
セミナーの最後に、3日後に行われるシンポジウムに向けて、塾生皆で話し合い、本番まで心を一つに頑張っていこうと誓い合いました。約7か月間にわたり準備をしてきましたが、これまでの成果を発揮し、「人間塾での学びを広めたい」、「人間塾で共に学びたいと感じてほしい」という真の目的に近づけるよう、塾生皆で頑張っていきたいです。