ヤングセミナー

【レポート】人間塾2020年度第8回ヤングセミナー

2020年7月9日

人間塾 第8期生 萩野広夢
(早稲田大学大学院修士1年)

去る6月25日に、待ちに待った対面でのヤングセミナーが開催されました。対面でのセミナーは、今年度初めてであり、第8回目のセミナーです。開始前は、今までのZOOM会議では感じることができないピリッとした空気に包まれていました。しかし、セミナーが終わると、そのピリッとした空気は少し和らぎました。遅ればせながら壺井さんへのお誕生日のお祝いや、修了生の岩本さんからのお菓子を頂いたりと、対面だからこその温かさを感じることができました。

人間塾2020年度ヤングセミナー:対面でお祝い!

対面でお祝い!

セミナーでは、秋田魁新報という新聞の、6月25日付の記事からお話が始まりました。新型コロナウイルス対策をめぐる日本と他国との違いを比較し、日本政府の現在の説明に対して疑問を投げかける内容でした。日本と比較する国の代表として、ドイツのメルケル首相が行ったテレビ演説にスポットが当てられました。仲野塾長はその演説の日本語訳を用意して下さり、その演説の内容をひも解くと同時に、メルケル首相の生い立ちについても教えてくださいました。

メルケル首相の生い立ちの中に、幼い頃のメルケル首相が庭師から様々なことを学んだというものがありました。そのエピソードを受けて、仲野塾長は「植物の根を切ると死んでしまう」という考えは、人間にも当てはまる話であるとおっしゃいました。その際の、「根のない人間は死んだのも同然です。一方、表面はどんなに死んでいるように見えたとしても、根っ子の部分が健康であれば、必ず立ち直ることができます」という言葉が、私には印象深く残りました。その場しのぎの言動が多い人間は、自分の軸が定まっておらず、地に足つかない状態で居続けるのだ、と私は入塾してから今までの一年間、幾度となく仲野塾長に指摘され続けてきました。この言葉の意味を理解し、健康な根を持つ人間にならなくてはいけないと、改めて痛感しました。

人間塾2020年度ヤングセミナー:絶品お菓子に笑顔

絶品お菓子に笑顔

メルケル首相のお話がひと段落すると、今回のセミナーの最後に、「本物の人間とはなにか」という問いが塾生に投げかけられました。昨今の新型コロナウイルスの影響で、インターネットの世界に存在する膨大な量の情報に触れる機会が増えてきました。しかし、その情報の中には、当然真実でないものも多く存在します。塾長先生は「『どれが本物なのか』を見抜ける人間こそが、本物を知る人間である。見抜くだけにとどまらず、人々に『本物とはなにか』を伝えていく人間になってほしい」と締めくくりました。

私は入塾して2年目ですが、今回のヤングセミナーを経て、仲野塾長をはじめとした人間塾を支えて下さる方々に「必ず成長できる」と期待していただいていることを実感しました。このような環境に身を置いていることを誇りに思い、さらに自身の成長を貪欲に追い求めていきたいと思います。



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