ヤングセミナー
【レポート】人間塾2019年度第21回ヤングセミナー
2020年3月10日
人間塾 第8期生 島村拓弥
(筑波大学4年)
2020年3月5日、第21回ヤングセミナーが行われました。
今回のセミナーは本年度最後ということもあり、1年を振り返って最も心に残った言葉を分かち合った後、仲野塾長からのメッセージで締めくくられました。
塾生の最も心に残った言葉のほとんどが、「使命には苦しみが伴う」、「不惜身命」、「創始者・奉仕者」、「noblesse oblige」、「Authority」などの使命に関連するものでした。私の心に残った言葉も、偶然で始まったことが必然になり、それが当然すべきことになるという意味の「偶然・必然・当然」でした。これも使命に関わるお話の時に塾長から教えられた言葉です。これらの分かち合いを聞いていて、この1年間、私たちが自らの使命に真正面から向き合ってきたということを改めて感じることができました。
仲野塾長は最後のメッセージとして、5つの言葉をくださいました。
1つ目は、「誇りある人間になれ」です。塾長は、プライドと傲慢の違いを、謙虚さがあるか否かだと説明してくださり、謙虚さがあれば、周囲の助言を素直に受け入れることができるとおっしゃいました。自分が自分自身を誇れるようになることだけでなく、お世話になった方々までもが私の事を誇りと感じてくださる人間にならなければと思いました。
2つ目は、「環境や人のせいにしない」です。塾長は、阪神淡路大震災の自らの被災経験を話してくださいました。その時に、長期間にわたり電気・水道・ガスが止まったことがあったそうです。その中で生き延びた経験をもとに、「自分にできることを見つけて実践することが大きなことにつながる」ことの重みを離されました。
3つ目は、「失敗を恐れずに勇敢に」です。塾長は、「人間塾は練習の場であり、社会に出たら本番である」とおっしゃいました。何故ならば、人間塾は、私たちが試練に直面した時、試練を乗り越えるのを見守り、助けてくれる場だからです。私は4月から本番が待ち受けています。人間塾で学んだことを胸に刻み、失敗を恐れず強く生きていかなければいけないと痛感しました。
4つ目は、「自分が愛したことを数えるな、自分が愛されてきたことを数えなさい」です。「愛」は、私が人間塾での1年間で最も大きな気づきを得た概念です。これは、クリスマスディナー・塾長の鋭いご指導・セミナー前のお弁当や差し入れなど、常に無償の愛を惜しみなく受けてきたからです。「無条件の愛の中で自分が生まれた事実を忘れまい」と決心しました。
最後は、「自分の使命に惚れこみなさい」という使命に関する言葉で締めくくられました。塾長は、「惚れこんだらもっと良くしたくなる。もっと良くなれば頂に近づく」とおっしゃいました。使命は義務ではあるけれども、同時に一生涯お付き合いしていくものです。使命に惚れこみ、頂に近づくことで、少しでも社会に恩を返すことができるならば、これ以上の幸せはないと感じました。
あっという間に過ぎ去った1年でしたが、非常に濃厚な時間でもありました。最後に、学びを支えてくださった井上さん・仲野塾長・壺井さんをはじめとする関係者の方々、切磋琢磨した仲間に感謝の想いを伝えたいです。本当にありがとうございました。
