ヤングセミナー
【レポート】人間塾2019年度第2回ヤングセミナー
2019年4月30日
人間塾 第7期生 冨岡平祐
(埼玉大学4年)
去る4月25日、第2回ヤングセミナーが行われました。
今年3月に人間塾を修了された5期生の佐藤仰さん、6期生の神薗峻也さんも参加してくださり、セミナー室は所狭しと、若者たちの活気に満ちていました。今回のセミナーでは5月1日から6日にかけて行われる小豆島お遍路研修についての説明が行われました。
私は今回が二度目のお遍路への参加になるのですが、昨年初めて参加したときのことを思い返しながら、塾長のお話を聞きました。
遍路みちを歩いている間は、普段過ごしている都会の喧騒を離れ、自分自身と向き合うことができます。塾生は皆、人間関係や大学での勉強など多くのことに気を取られて、日々生活しています。お遍路研修に行くまでは、私は常に、携帯電話に入る連絡や次の予定が気になっていました。その結果、自分自身と向き合い、考える時間を持つことができていませんでした。しかし、お遍路研修では、それらの事柄から物理的にも精神的にも距離を置くことができます。そして、落ち着いて思考する時間を持つことができました。昨年4日間のお遍路研修の中で私は、普段から心の余裕を持つよう意識し続けることの大切さを学びました。
私にとって大切なことを教えてくれた昨年の研修から1年経ちました。気づけば、スケジュールの余白が埋め尽くされ、心の余白までも切り崩しながら、せわしなく日々を過ごしている自分がいました。心に余裕がなければ目の前のことにばかり気を取られ、視野が狭くなります。その結果、周囲を慮る想像力が欠如してしまいます。
昨年、大切なことを学んだにもかかわらず、一年経つと余裕の無い生活に戻っていました。今回も、現在の自分を見つめ直し、広い視野を持てるようにお遍路研修に臨みたいと思います。
この4月に入塾した8期生にとっては初めてのお遍路研修です。不安な点も多くあると思いますが、それぞれに学びが得られる研修になるよう、塾生一同、励んで参りたいと思います。