ヤングセミナー
【レポート】人間塾2019年度第8回修了式
2020年3月13日
人間塾 第5期生 尾方莉奈
(上智大学4年)
3月8日に一般財団法人人間塾第8回修了式が挙行されました。昨今の緊迫した状況の中でも、役員の皆さまや修了生たちをはじめ多くの人々が駆けつけて下さいました。
設立者井上和子さんからのメッセージに始まり、同窓会会長・森内勇登さん(第2期生)からもお言葉を頂戴しました。井上和子さんのメッセージの中に、「ご縁がお数珠のように繋がっている」という言葉がありました。その言葉を聞き、私がここまで成長することができたのは、このお数珠のようなご縁のお陰だと改めて感じました。ご縁がなければ、人間塾と出会っていませんでした。人間塾と出会えたことで、私の人生が180度変わったのです。
そして、仲野塾長の式辞では、「社会に出ていろいろな色に染められることがあるけれど、自分の色を忘れてはいけない」というお話がありました。人間塾では、日々自分とは何者か、使命とは何かについて問い続けられてきました。人間塾での学びを通じて、人の色に染まった人生から、今では自分の色を出せるようになってきました。社会に出ても、どんな荒波に遭遇しても、己を忘れないようにしたいと思います。常にこれを自分に問いかけながら邁進しなければならないと改めて決心しました。
式も佳境に入ると、修了生はそれぞれ、仲野塾長より「書」を頂きます。毎年、各修了生に贈られる「書」は異なっています。そのため、自分はどんな文字が書かれているのか、全く想像がつきません。私がいただいた「書」には、「心如結(こころむすぶがごとく)」と書いてありました。「心に決めたことを固く守り通す」という、塾長の願いが込められていました。
入塾したころを振り返ると、私は人生に目標もなく、人生そのものについて考えたことがありませんでした。しかし、今では、子どもの未来を守れるような政策を立案したいと思っています。そして、それに向けて邁進する覚悟がある、と断言できるようになりました。そして、これからその覚悟を体現しなくてはなりません。社会に出てからもこの気持ちを忘れずに、さらに磨きをかけていきたいと思います。
塾長からの「書」を胸に修了生たちは社会に飛び立ちます。心を込めて書いてくださった「書」は、これからの私たちに日々何かを問いかけてくれることでしょう。それはきっと、私たちの原動力になると思います。
私は高校3年生の時に、人間塾と出会い、4年間在塾しておりました。この4年間は、私の人生の礎になっています。この礎は、これからもどんな逆境でも私の人生を支えてくれると思います。
井上和子様をはじめ、人間塾に関わってくださっている数多くの皆様には感謝してもしきれない気持ちです。人間塾で学べたことは私にとって一生の財産です。自分の能力を惜しまず、人と人を繋ぐ存在になり、自分にしか咲かせられない花を咲かすことをここに誓います。