ヤングセミナー
【レポート】人間塾2019年度入塾式・始業式
2019年4月18日
人間塾 第8期生 星川萌惠
(東京藝術大学2年)
4月7日、入塾式。
桜がまだ綺麗に咲き誇る中、私たち第八期生は、人間塾の塾生として新たな一歩を踏み出しました。今回私は、入塾生代表として誓いの言葉を申し上げるという、大変貴重な機会を頂きました。今まで、仲野塾長から伺った様々なお話を改めてじっくり思い返しました。そして、もう一度自分でそれらを考え文章を構成し、一文字一文字心を込めて筆ペンで紙に託す。この全ての過程が、私を様々な面で成長させてくれました。
そして何より嬉しかったのは、本番の時に、会場にいらした皆様の温かいお気持ちを全身で感じることができたことです。入塾初日から、感謝に満ちた気持ちになることができて、とても幸せでした。
今回の入塾式で印象深く残ったことの一つが、活動助成団体の方達の活動についてでした。自分と年の近い先輩方が、他者の為に活動したいという強い意志を持っている姿を見てとても衝撃を受けました。そして、行っている活動について誇りを持ってお話ししていらっしゃるのを見て心が震えました。
私は、まだ自分自身を肯定出来ないところがたくさんあります。入塾式前日のオリエンテーションで塾長が自己肯定のお話をされていた時、改めてそのことを痛感しました。この先輩達の姿を見て、他者の為に一生懸命何かをすることは、自身を肯定する力に大きく繋がるような気がしました。そして、もし自分がしたことが誰にも気付かれることがなかったとしても、自己を肯定する力に繋がることには変わらないと思いました。これから人間塾で学んでいく中で、私も何か他者の為にできることを見つけて、そのことに誇りを持って生きていけるようになれたらいいなと強く思いました。
そして最後に、懇親会で設立者の井上和子さんにご挨拶に伺った時に頂いたお言葉を、一生大切にして生きていきたいと思いました。それは、「一番大切なものをどんな時も見失わずにいる」という言葉です。実行していくにはとても難しいことかもしれませんが、これから荒波の社会を生きていく上では何よりも大切なことだと思いました。
私にとって「一番大切なもの」が何かは、まだはっきりとはわかりません。しかし、これは人との繋がりから生まれる何かであると思います。大学生活においても、これから始まる人間塾の生活においても、全ての人に敬意を払い、人との繋がりを大切にしていきたいと思います。