ヤングセミナー

【レポート】人間塾2018年度第5回ヤングセミナー

2018年6月25日

人間塾 第7期生 生田目友寿希
(立正大学2年)

去る6月14日、今年度第5回目のヤングセミナーが行われました。修了生の蘆川さんも駆けつけてくださり、私たち在塾生に熱いエールを送ってくださいました。

人間塾2018年度ヤングセミナー:修了生からのメッセージ

修了生からのメッセージ

蘆川さんが私たちに向けて贈ってくださった言葉は、「私たちは麦のような存在。踏まれれば踏まれるほど育つ」というものでした。人間塾にいると、時に、今の自分の力で解決するのは難しいのではないかという課題を与えられることがあります。それを嫌だと思うこともあるかもしれませんが、すべてが後々になって生きてくるというお話でした。人間塾はチャレンジする場であり、許される場です。塾長にご指摘を受けた際、表面的な言葉にとらわれて「私には向いていない」と判断するのではなくて、その言葉と真摯に向き合い、自分はどうすればいいのかを考える必要があるのだと、お話してくださいました。

私たちは一旦社会に出れば、誰も叱ってはくれません。塾長は、「世間は本当にあなたのことを思って、叱ったり怒ってはくれない。しかし、その代わりに許されることもない」とおっしゃいました。人間塾では厳しいお言葉を頂くこともありますが、同時に許される場です。修了生の姿を見て、社会に出る前にこのような場で仲間たちと共に成長していけることを何よりも有難いことだと思いました。そして、これからも励んでいこうという決意を新たにすることができました。

また、今回のセミナーで塾長は私たちに「恥とは何か?」のお話をしてくださいました。ここでいう「恥」とは、他者の評価の中にあるものではなく、自分自身を省みたときに感じるものです。塾長が話された恥には、二つ種類がありました。一つはものを知らないこと。もう一つは、気が小さいことです。

人間塾2018年度ヤングセミナー:言葉の本質

言葉の本質

ものを知らないことを恥と感じるのはもちろんですが、気が小さいとなぜ恥になってしまうのでしょうか。それは、自分の身を守ろうとして保身に回り、逃げるからだ、と塾長は言われました。それだけでなく、そのような人は、他者の評価を常に気にしているので、他者の基準で動くようになります。しかし、それではいけないことは明白です。

この話を聞いたとき、私はドキリとしました。気が小さい自分を自覚していたからです。保身に回り人の顔色を窺ってビクビクする私が、いつも心の中にいます。人間塾では「自分の軸を持て」とよく言われます。自分の軸を持つことで、「自分はこうなんだ」という確固たる思いを持つことができれば、動じない人間になることができます。自分の軸を持ち、その軸をどんどん太くしていけば、家の大黒柱のように誰に押されても倒れないものになります。世の中の風は、私たちを試すことがあります。隙あらば押し倒そうとしてきます。しかし、人間塾の塾生たるもの、信念をもってそれにじっと耐えなければならないのです。未熟な私ですが、塾生として恥じることのないよう自分の軸を見つけることのできる人間になろうと、思いを強くしました。



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