ヤングセミナー
【レポート】人間塾2018年度第2回ヤングセミナー
2018年5月2日
人間塾 第5期生 佐藤仰
(ルーテル学院大学4年)
去る4月26日木曜日、今年度第2回目のヤングセミナーが行われました。今回のセミナーでは、5月3日から行われる小豆島のお遍路研修に向け、塾長からお遍路での心構え、行程に関して説明が行われました。
人間塾のお遍路は、1200年以上前に弘法大師空海が開いた修行道をもとに、島内88カ所の霊場、寺院を巡っていく行程です。その道は決して平坦なものではなく、時には山を登り、時には谷を下るという厳しい道のりになっています。私は今回で3度目の参加になりますが、初めて巡礼した時の疲れは想像以上のもので、身も心も激しく消耗したことを思い出します。しかし、その厳しい道を歩くからこそ、多くの実りを得られるのだと私は毎年感じています。
お遍路の道は「感謝の道」であることは、毎年塾長がお話しして下さいます。遍路道を歩く中で、ふと遠くにいる誰かのことを思い出す時があります。そんな時、歩きながらその人へ思いを馳せ、心の中で感謝の気持ちを抱く事はお遍路のとても大切な心構えです。その対象は、人だけではありません。小豆島の豊かな自然と触れ合う中で、本当にこの世の全ての森羅万象に対する感謝の気持ちが湧き上がってきます。今回は、その感謝の気持ちを、今後どう表していくかを自分自身と向き合いつつ、考えていこうと思います。
今年のお遍路は日程が短い事もあり、例年以上に厳しい道になりそうです。その分、多くの実りが与えられるものになるだろうと期待しています。新たに加わった第7期生の仲間達とともに、感謝の心を抱きながら歩いていこうと思います。