ヤングセミナー
【レポート】人間塾2018年度小豆島・遍路研修(第3日目)
2018年5月6日
人間塾 第7期生 松田怜奈
(日本大学医学部2年)
2018年5月5日、長栄堂の方々や塾長先生、壺井さんからの温かい声援を励みに、3日目のお遍路研修が始まりました。また、今まで以上に天候にも恵まれ、急な山道も清々しい気持ちで登ることができました。最初は不安で、お経を読む声が小さかった7期生でした。しかし、2日間のお遍路を終え、いつの間にか皆自信に満ち溢れ、声も大きくなっていることに気づきました。
佛谷山三学院に向かう道中、とても海がきれいで、小豆島の自然の雄大さを感じたと同時に、その自然に対する人間の小ささを痛感しました。たとえ辛い山道でも、このような美しい景色が待っているということを考えれば、一歩を踏み出す勇気が再び出てくるのだと改めて感じました。また、三学院の住職さんが、お遍路とは、悩みを受け入れながら、マイナスのことをプラスに変えることができる非日常的な体験だと仰っていたのが非常に印象的でした。私も、このお遍路を通して自分が抱えている悩みや不安を、前向きに考えることができるようになれたらと強く思いました。
山道を歩く際、足を踏み外さないよう足元を見ながら慎重に歩く人、常に前を見つめながら歩く人がいるということに気づきました。そして、それがその人の生き方を表しているように感じました。私も、転んでしまわないか不安で、常に足元を見ながら歩いていました。しかし、自分を見つめ直すと、自分自身がとても心配症で、遠い将来のことよりも目先のことに気持ちが奪われる性格であると感じました。
お遍路を通して、お接待をしてくださるお寺やサポートしてくださる塾長先生、壺井さん、長栄堂の方々など、沢山の方に支えられていることに感謝の気持ちでいっぱいになりました。お遍路という非日常的で、かつ貴重な体験をさせていただけるご縁と環境をありがたく思いながら、残りの1日もたくさんの事を感じ、学んでいきたいと思います。