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【レポート】人間塾2018年度小豆島・遍路研修(第1日目)

2018年5月5日

人間塾 第7期生 藤原涼香
(東京慈恵会医科大学2年)

本日(5月3日)、私たち第7期生にとっては初めての参加となる、お遍路研修がスタートしました。お遍路研修とは、香川県小豆島にて八十八ヶ所の霊場を歩き続ける修業の旅です。普段運動からは遠ざかり、体力に自信のない私は、最後まで歩き続けられるのかどうか、とても不安を感じながらこの研修に挑みました。

今朝、先輩方と共に、高松駅を出発し、フェリーで小豆島に到着しました。小豆島に足を踏み入れたら、目の前いっぱいに広がる美しい景色が私たちを出迎えてくれました。鮮やかな緑が目に眩しい木々と、太陽に照らされてきらきらときらめくエメラルドグリーンの海に囲まれ、その美しさに胸が打たれました。

お世話になる宿に到着したらすぐ、お遍路で用いる笠や金剛杖、装束や輪袈裟をいただきました。それらを身につけると、これから修業をするのだと改めて実感し、身が引き締まりました。装束を身につけた後は、宿の前で、皆で声をそろえて勤行を行い、一致団結してお遍路へと向かいました。

人間塾2018年度小豆島・遍路研修:いざ、出発!

いざ、出発!

今日は、幸いなことに天候に恵まれ、非常に過ごしやすい環境で歩くことができました。一日中歩くのは大変でしたが、訪れたお寺でお接待をいただくなど、疲れを吹き飛ばす出来事にたくさん出会い、感謝の思いでいっぱいになりました。

本日のお遍路で私は、自分が普段いかに雑念にまみれて生活していたのか気付くことができました。最近の自分は、何かを考えながらほかの事に意識が向いていることがよくありました。しかし、この1日を振り返ってみると、一歩一歩歩くことに集中していました。そして、心の中で考えていたことは、自分自身についてと、隣で一緒に歩いている仲間のことだけでした。

大自然の中をひたすら歩き続けてみて、出発前に塾長がおっしゃった、「普段は思いを馳せないことに感謝する」ことに一歩近づけたのではないかと思います。初日の研修では、まだまだ思いを馳せられないことがたくさんありましたので、明日からの3日間、より修業に励んでいきたいです。

人間塾2018年度小豆島・遍路研修:初参加の7期生

初参加の7期生




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