ヤングセミナー
【レポート】人間塾2017年度第20回ヤングセミナー
2018年3月11日
人間塾 第4期生 遠藤若奈
(東京農業大学4年)
去る3月8日に今年度最後のヤングセミナーが開催されました。これから多くが社会人となる修了予定者をはじめとした塾生に向けて、仲野塾長は温かいはなむけの言葉を贈ってくだいました。
「Bloom! Where you are planted」という言葉があります。日本語に訳すと「蒔かれた場所で咲きなさい」という意味ですが、仲野塾長は高校の卒業時にこの言葉に出逢い、感動したそうです。
「私たちはどこに植えられるのか、自分の意思で決めることはできない、そして、これからどこに植えられていくのか、今どこに植えられているのかも分からない。全ては何かの出逢いであり、ご縁であり、巡りあわせである」と塾長はおっしゃいました。
私自身、人間塾との出逢いも、4月から務める勤務先との出逢いも、当初は予想だにしていませんでした。このような巡りあわせの中で、人生の転機があったり、成長の機会があったりするのです。そう考えると、人生はとても複雑で不思議で魅力的に感じます。これから社会に出ても、人とつながることを大切に生きていこうと思いました。
続いて塾長は、人間塾の塾生であるということについてお話しくださいました。「あなたたちは選ばれし者です。志があると私たちが感じたから、その結果、入塾は許されたのです。塾生としての誇りを持ちなさい」と仲野塾長は叱咤激励されました。
人間塾奨学生の入塾審査では、家庭の経済状況や学歴などは第一の条件ではありません。学生本人に志があると感じたら、仲野塾長をはじめとする人間塾の関係者は学生を信じ、その可能性に期待し、入塾を許してくださいます。
つまり、奨学金は私たちが経済的に困窮しているから頂いているのではなく、志があり、努力していることに対して応援の意味を込めた「証」なのです。言い換えれば、心の勲章のようなものだと思います。
私は奨学金を毎月渡される時はもちろんのこと、日々「今月も塾生としてふさわしく生きてこられただろうか」と振り返るようにしています。人間としての土壌を豊かにしていただいていることに感謝し、「今後も塾生として誇れる生き方をする」と決心する義務があると感じています。これは、セミナー生であっても、人間塾の修了生になっても同じだと思います。
いよいよ後は3月11日の修了式を残すのみとなり、大変感慨深い思いでいっぱいです。同時に、これからも人間塾の仲間であり、一生塾生であることを誇りに4月からも頑張りたいと思います。
3年間ご指導賜りましたこと、心より感謝申し上げます。ありがとうございました。