ヤングセミナー
【レポート】人間塾2017年度第9回ヤングセミナー
2017年9月19日
人間塾 第5期生 尾方莉奈
(上智大学2年)
9月14日に軽井沢合宿前のセミナーが行われました。合宿にまだ行ったことのない6期生も経験済みの塾生も、不安と楽しみな気持ちでいっぱいでした。そんな中、合宿前の心構えとして、塾長は「自分を知る」ことについて話してくださいました。
「自分を知る」ためには3つの事が大切です。1つ目は自分に対していつも誠実でいられるかということです。言い換えれば、自分が物事に対してどのように反応するのか、自分の心の癖を知っているかということです。私の場合、褒められると恥ずかしくて、すぐに謙遜し、なかなか受け入れることができません。一方、叱られたり、自分の考えと逆の考えに遭遇した時に、鵜呑みにして、何でもスポンジのように吸収する傾向があります。自分の心の癖を知っておくことで、自分の考えをより深く理解することができると思いました。
2つ目は、自分の考えが常に新しくなっていくことを自覚することです。日に日に、自分の考え方が変わっていく可能性があることを知っておくことが大切です。私は人間塾の塾生になってから、早や1年半が経ちました。今の私は、入塾当時では考えもしなかったことを、考えるようになりました。自分は変わっていく存在であることを知った上で、日々精進していくことが重要だと思いました。
3つ目は、自分を俯瞰して見ることです。自分だけに焦点を当てるのではなく、自分と他者との関係性に焦点をあてることが必要なのです。私は俯瞰して見ることが苦手です。自分を遠くから見ると、他者に対してしなければならない事を嫌でも知ることになります。それには、はっきりとした答えはなく、ぼんやりとしていますが、逃げずに向き合わなければならないと思いました。
塾長は「自分自身を知らなければ、自分を変えることもできない」とおっしゃっていました。何が自分にとって足りないのか、日々少しずつ自分の心に問いかけて、自分を磨いていかなければならないと思います。軽井沢合宿では、いつも以上に自分と向き合う時間を頂きます。その時間を大切にしたいと、合宿に対して気持ちが引き締まりました。