ヤングセミナー

【レポート】人間塾2017年度軽井沢合宿二日目

2017年9月27日

人間塾 第4期生 遠藤若奈
(東京農業大学4年)

人間塾軽井沢合宿2日目、9月17日の研修は、台風の影響で朝から雨が降る肌寒い中で始まりました。この日の午後は自由時間の予定でしたが、あいにくの雨のため、最終日に晴れることを期待して、午後までセッションに取り組みました。

人間塾2017年度軽井沢合宿:元気に朝ごはん

元気に朝ごはん

午前中のセッションでは「あなたは社会に生きて、人と人とを結ぶ存在なのです」という人間塾のモットーについて考えました。私たちはこれまでにどれだけの人とのつながりに恵まれてきたのでしょうか。与えられたたくさんの人とのつながりの中には、もしかしたら自分が望まなかったものもあるかもしれません。しかし、私たちは生まれてきたその瞬間から、誰かとのつながりによって生かされてきたことは事実です。だからこそ、私たちも人と人とをつなぐ役割をしなければなりません。塾長は「与えられた者には責任がある」とよくおっしゃいます。これは、与えられたものを、今度は自分が、別の誰かに与える責任があるという意味です。能力や技術など、自分の持っている「種」を、自分のためだけではなく人に惜しみなく与えるために使わなければならない。人間塾での学びで最も大切な部分に、もう一度立ち返るセッションでした。

元気に昼食をいただいたのち、午後のセッションが始まりました。最終日の「分かち合い」を控え、最後のセッションとなるため、塾長も塾生も真剣勝負です。私たちがこの時間に向き合ったことは「どんな人間として自分の人生を生きたいのか」ということでした。

塾長はケント・M・キースの「逆説の十か条」を紹介してくださいました。そこには、「厳しいことも辛いことも待ち受けているけれども、善く生きなさい」という人生の教訓が具体例とともに十箇挙げられていました。私自身はこの教えを聞いて「自分はどう生きるのか、どんな人間でありたいのか、ということから逃げてはいけない」と感じました。他人に良く思われるような表面的な道を選ぶのではなく、自分の内なる神、つまり自分の本質に「どんな人間でありたいのか」を問い続けながら生きていかなければならない、と強く感じました。

人間塾2017年度軽井沢合宿:思いを言葉に

思いを言葉に

また、人間塾の塾生であるということはどういうことであるのか、についても考える機会をもらいました。仲野塾長は私たちに「あなたたちは選ばれし者です。志があると私たちが感じたから、その結果入塾してきたのです。塾生である以上は社会に出て立派に使命を果たす義務があり、そのために努力しているあなたたちは立派です。プライドを持ちなさい」とおっしゃいました。私はこの言葉に強く背中を押されたとともに、いよいよ社会に出るんだという覚悟をやっと決められたように思います。

「あなたは今どのように生きているのか、そして今後どのように生きていくのか」をそれぞれが強く問いかけられたセッションでした。こうして最終日に待っている、各自の思いの「分かち合い」に向けて、自分を見つめ準備する2日目となりました。



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