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【レポート】人間塾2017年度小豆島・遍路研修(第五日目)

2017年5月12日

人間塾 第6期生 富沢友菜
(立教大学4年)

2017年5月3日から始まった5日間の小豆島・お遍路研修も、遂に最終日となりました。歩き慣れない山道や、日毎に増す足の重さに苦戦する時もありましたが、最後まで歩みを進めることができました。

最終日、5月7日は午前中だけ歩きましたが、般若心経などのお経を覚え、紙を見なくても唱えられる人が増えていました。皆、顔を上げながら力強く唱えていたことが特に印象的でした。

人間塾2017年度小豆島・遍路研修:江洞窟の庵主さんと

江洞窟の庵主さんと

お宿の長栄堂さんに帰って、お風呂を頂き、身支度を整えてから、精進上げの御膳を頂きました。お盆から溢れそうな豪華なお料理に、塾生達はお腹も心も一杯になりました。食後には塾生が1人ずつ感想を述べ、それぞれがお遍路を通して得た気付きやこれからの決意などを分かち合いました。

私が5日間を通して強く実感したのは、今自分が如何に恵まれている状況にあるかということです。お遍路に関しては沢山のご接待や先達の森下さんの存在、長栄堂さんでのおもてなし、塾長と壺井さんのサポート、塾生からの励ましといった沢山の支えを頂いて歩き切れたということを実感しています。それに加え、お遍路中に支えて下さった方々の他にも、家族や身の回りの大切な人に思いを馳せる時間がありました。これまで沢山の方々からの支えがあって生きてきた、という至極当たり前のことですが、じっくりと時間をかけて考えたことはありませんでした。お遍路研修ではそんな当たり前の事を実感するための心の余裕を作ることができたと身に染みて思います。

小豆島の豊かな自然の中を歩きながら考えた事は、普段忙しく生活している中では見えてこなかった事ばかりです。長距離を歩いたことだけでなく、いつも自分は1人ではなく沢山の人達が周囲に居てくれたのだと身をもって感じられた事は、大きな自信に繋がりました。お遍路研修で得られた自信や気づきことを今後に生かしていきます。そして、お遍路を通して友情のきずなが深まった塾生達と、新たに学びを深めていくという決意をもって、最終日のレポートとさせて頂きます。ありがとうございました。

お世話になった大師の宿・岡田長栄堂さんのウェブサイト

人間塾2017年度小豆島・遍路研修:森下さんを囲んで

森下さんを囲んで




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