ヤングセミナー

【レポート】人間塾2017年度小豆島・遍路研修(第一日目)

2017年5月7日

人間塾 第6期生 尾森恵実
(東京理科大学2年)

4月27日のセミナーでは、弘法大師の生い立ちや般若心経の意味について学びました。小豆島についてのDVDも見させていただき、初めての小豆島に向けて思いを馳せる時間となりました。

人間塾2017年度小豆島・遍路研修:参詣前、響く鐘の音

参詣前、響く鐘の音

さて、お遍路一日目。出発当日は、新幹線やフェリーを乗りつぎ、小豆島へと向かいました。お宿につくと、白衣と菅笠、輪袈裟、金剛杖をいただいて、白いお遍路さんの恰好に身を包めば、お遍路の始まりです。まずは、お礼勤行でこれからお世話になる岡田長栄堂さんに感謝の気持ちを唱えます。素晴らしい天候に恵まれ、気持ちのよい風に吹かれていると、本当に私たちが歓迎されているような気持ちになりました。DVDで見た通りの入り組んだ街並みと豊かな自然に、私は感動せずにはいられませんでした。普段は山が一番少ない都道府県である千葉県の大学に通っているせいか、周りを山で囲まれた小豆島の地に立っていられる喜びをかみしめていると、あっという間に最初の霊場、小豆島霊場総本院に到着しました。

一日目の最後に訪れた長勝寺ではお接待をうけました。いただいた冷たいお茶と甘いお菓子は疲れた身体にしみわたり、とてもありがたかったです。お接待に対するお礼の般若心経を唱える際は、住職さん自らが太鼓をたたいてくださいました。目の前で太鼓の響きを聴いていると、自然とお経を唱える声が大きくなるような力強さを感じました。一日目はほどよい疲労感で終えることができたと思います。

人間塾2017年度小豆島・遍路研修:美しい街並みを歩く

美しい街並みを歩く

一歩は1mにも満たないのにも関わらず、その一歩を積み重ねると、数キロメートル、数十キロメートルという距離を移動することができます。実際に本日のお遍路では約8キロメートルを歩きました。今の時代は電車や車などの交通機関は発達しているけれど、昔の人は自らの脚だけでどこへでも行っていたのかと思うと、人間の可能性の大きさに気づかされました。それと同時に今の生活の便利さについても改めて考えさせられました。これからの四日間、非日常のなかで自分を見つめなおす良い機会だと思い感謝いたします。



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