ヤングセミナー
【レポート】人間塾2017年度クリスマスディナー
2017年12月22日
人間塾 第6期生 秋山栞奈
(首都大学東京4年)
2017年12月9日、ホテルニューオータニ、AZALEAにて恒例のクリスマスディナーが開催されました。このディナーは、塾生のマナー体験の機会であり、修了生や日頃私たちを応援してくださる方々との交流の機会でもあります。私は今年初めて参加させていただいたので、最初は服装やテーブルマナーのことで頭がいっぱいでした。しかし、ディナーの前に修了生の方々とお話をしたり、井上和子さんからクリスマスプレゼントをいただいたりと、心がほぐれる温かい時間を過ごせたおかげで、不思議と肩の力が抜けました。
会場は仲野塾長と壺井さんが、一年も前からホテルと交渉してくださり、素晴らしいAZELEAでした。また、お料理はニューオータニの総料理長・太田シェフが、この日のための特別なフランス料理のフルコースをご用意してくださいました。一歩会場に足を踏み入れた瞬間に、これがいつも塾長が「塾生には一番良いものを知ってほしい」とおっしゃっている一流なのだと実感しました。人を招くときには、できる限りの準備を尽くして、最高のおもてなしを心掛けなければならないという意識を感じました。同時に、それだけ自分が大切に扱われていることへの喜びに胸が熱くなりました。
クリスマスディナーは、塾長のご挨拶から始まりました。会場にいらっしゃる方々を丁寧に紹介なさってから、一年間の感謝を伝えられました。これまで見えないところから応援してくださっていた方々の姿をやっと拝見することができ、あらためて感謝の想いがこみあげました。大内葉子さんがグレゴリアン聖歌の中からキリエ・イレイソンを歌ってくださり、全員が神聖な気持ちになりました。三井記念病院々長の髙本眞一先生が「共に生きる」ということをお話しされ、大学生である塾生に対して「今は自分に何ができるのかをたくさん考えられる時期である」と仰いました。そのお言葉をうかがって、誰かのために、世界がより良くなるために、私には何ができるのか、何をすべきなのか、常に自分に問わなければいけないと思いました。人間塾で多くのものを与えていただき、成長を願われているのだから、これから自分の能力を惜しみなく社会のために使っていくのだと来年からの社会人生活に向けて決意を新たにしました。
お料理はどれもシェフのこだわりを感じるもので、見た目も美しく、味も美味しく、料理にまつわる話で会話が盛り上がりました。年齢や立場も異なる方々がお料理を通してつながり、そこから色々な方向へコミュニケーションが深まるという楽しい時間を過ごしました。前菜が氷の器に盛られ、デザートがフランベされていることを、大内葉子さんが「氷で始まり、炎で終わるのですね」と表現なさり、豊かな感性に感嘆致しました。
デザートのあとには、全員で持ち寄ったプレゼントの交換をしました。このプレゼント選びは、誰がもらっても嬉しいもので、かつ自分らしさが表現されたものを選ばなければならないので、私も悩みました。個性的な贈り物が多くあり、笑顔でディナーは締めくくられました。
今回のクリスマスディナーに参加させていただいたことに、感謝の気持ちでいっぱいです。11月のセミナーでクリスマスディナーの案内をなさる際に、塾長は塾生に対して、「君たちには、こういう社交の場でも物おじせず堂々と振舞えるような人間に育ってほしい」とおっしゃいました。緊張するような場面でも、自分らしく堂々と居られるような内面からの自信と、周囲への気配りの目を養わなければならないと、あらためて気持ちが引き締まった機会でした。