ヤングセミナー

【レポート】人間塾2016年度第16回ヤングセミナー

2016年12月24日

人間塾 第5期生 仲田彩乃
(筑波大学3年)

平成28年12月15日、今年最後のセミナーが開催されました。
外は肌を刺すような寒さで、塾生一同震えながら入室してきました。そんな私たちに、壺井事務局長が鮭のおむすびを手作りしてくださっていました。また、人間塾会員の方々から、みかんやりんごの差し入れを沢山頂きました。皆、本当に有難く、美味しくいただきました。

身心共に温められて、19時半になり、第16回のセミナーが始まりました。今回のセミナーにおける一つ目のテーマは「感謝」でした。私たちは、人間塾に関わっている方々から、セミナーの度に様々な差し入れやプレゼントを頂いています。そして、そのご厚意に対して、私達塾生は何もできませんが、ただ感謝だけは忘れないようにしたいと思っています。塾長は、このような心のやりとりこそ、人と人とが繋がっていくことだとおっしゃいました。

相手が忙しい日々の中で、自分のことを忘れないでいてくれること。それは、読んで字のごとく「有り難い」ことであり、そのような状況に有ることは難しいことなのです。日常生活で感謝を伝える際、ついメールやSNS等の手段を選びがちですが、相手に対して誠心誠意感謝の意を伝えることが大切です。そのためにたとえ10分でも時間を惜しまず手書きでお礼の手紙を書くような、そういった時間を惜しんではいけないと感じました。

人間塾2016年度ヤングセミナー:考え込む塾生

考え込む塾生

二つ目のテーマは、「自由」についてでした。まず塾長から「自由とは何か?」という問いが投げかけられました。「自律した自分の意志で動けること」「自己責任の中で無限の可能性があること」等の意見が出ましたが、「では、自律的な考えの人間が自己責任でおこなう援助交際は、本人の自由であり肯定することができるのか」と塾長に迫られ、私達塾生一同は言葉に詰まってしまいました。

考え込んでしまった私たちに対し塾長は、「先に挙げたような自由の定義は、単に理念でしかなく、現実に根ざしてはいない。実際の私たちの自由は、他者との関係やしがらみによって制限されている」とおっしゃいました。

今回のセミナーは時間の関係上ここで終わってしまいましたが、社会的関係の中で生きる私たちにとって重要な2つの点について、またより一層深く考えるきっかけをいただいたセミナーでした。

人間塾2016年度ヤングセミナー:頂いた手提げ袋

頂いた手提げ袋




トップ
トップ