ヤングセミナー
【レポート】人間塾2016年度第3回ヤングセミナー
2016年5月19日
人間塾 第4期生 羽田野睦乃
(早稲田大学3年)
清々しい五月晴れが快い5月12日、二人の修了生が訪ねて来てくださいました。セミナーはお二人の自己紹介から始まり、近況報告なども聞く事が出来ました。このように修了生と再び一緒にセミナーを受けられたことを嬉しく思います。
今日のセミナーのテーマは「誠意」についてでした。塾長からの「誠意を持って生きているか」という問いに対して、それぞれが迷いながらも自分の答えを述べていきます。相手本位に、真摯に行動すること。相手の幸せを願うこと。嘘偽りないこと。そして損得抜きに行動に移せることなどの答えがありました。
誠意を持つということを考えたときに、まずは誠意のないことはどういうことかということを考えてみました。塾長のお話から、私にとって誠意のない行動とは、物惜しみすることでした。損得を考えたりすることで、自分の行動に制約をかけたり、計算をしながら人と接することがあったと、気づかされ、恥ずかしく思いました。しかも、誠意を持っているかどうかを最終的に判断するのは自分ではなく相手だからです。
塾長に誠意を持っているかと問われたときには正直、誠意を持っていると答えそうになりました。なぜなら一つの要素である、「相手本位に、相手の幸せを思って」行動してきたと思っていたからです。しかし、本当の誠意というのは一つの答えに留まらず、もっと深みのある言葉でした。そして、言葉では理解していても行動に移せていなかったことや、その言葉の持つ沢山の意味を無視して一つの要素だけ追って間違った方向に進んでいたなと思いました。
また、塾長と塾生とのやり取りの中から、物事に対する取り組み方について学びました。それは「評価されることを思って物事に取り組むと、つまずく」ということです。人の上に立つこと、サポートをすること、どんな仕事であれ、評価されようと思って行動してはならないということです。人の目を気にしてはならず、一生懸命に目の前にあることにコツコツ取り組むことです。このことはいかに誠実であるかの問題につながると思うので、向き合って行こうと思います。